なぞなぞをするときは、テンポが大切です。
子どもの好きな遊びに「なぞなぞ」があります。
今回も、「なぞなぞ」です。
なぞなぞ2:この野菜は何でしょうか?
🟠前回のなぞなぞ
まず、前回の「問題と答え」からです。
<なぞなぞ1:かえるは何匹め?>
かえるの問題は次のようになっています。
「ここに、カエルが3匹います。
1ぴきめは、ここに、2ひきめは、ここに、3びきめはここにいます。
さて、ここにいるかえるは、なん○○めのかえるでしょうか。」
この○○には、「ぴき、ひき、びき」の3つの言葉が入ります。
ぴきのときは、いっぴき
ひきのときは、にひき
びきのときは、さんびき になります。
同じように、鉛筆の場合、なん○○めの、○○の中に入る言葉が、
ぽんのときは、いっぽん
ほんのときは、にほん
ぼんのときは、さんぼん になります。
🟠今回のなぞなぞ
<約束事>
前回も書きましたが、クラスの子どもたちを前になぞなぞをする場合は、最初に、約束事を決めておく必要があります。それは、なぜそうなるのか、その理由を勝手に言わないということです。
なぞなぞの楽しみは、自分で、そのなぞなぞを解くことにあります。
ですから、利発な子どもが、先に、そうなる理由を言ってしまうと、他の子どもたちの楽しみを奪うことになります。
できれば、自分で解く楽しみを感じてほしいので、次のように、子どもたちにお願いします。
「なぜ、そうなうなるのか分かっても、言わないでくださいね。自分で解く楽しみをとらないでくださいね。でも、その代わりに、みんながわかって喜んでいる顔(やわからなくて困っている顔)を見て、楽しんでください。」
<なぞなぞ2:ここにある野菜は、なんですか?>
最初に、こう言います。
「ここに、目には見えませんが、たくさんの野菜があります。」
そして、いろいろな場所を指差しながら次のように続けます。
「ここには、大根、ここには、かぼちゃ、ここには、人参、ここには、じゃがいも、ここには、なすびがあります。いろいろな野菜があります。」
そして、まったく違うところを指差しながら、次のように問います。
「さて、ここにある野菜は、なんでしょうか?」
そして、子どもを何人か指名して答えを聞きます。
「人参です。」「かぼちゃです。」「大根です。」「じゃがいもです。」
みなさんは、何かわかりますか?
「答えは、かぼちゃです。」
続けて、違うところを指差し、尋ねます。
「さて、ここにある野菜は、何かな?」
「大根です。」「人参です。」「トマトです。」「なすです。」
「正解です。答えは、なす、なすびです。」
「次に移ります。ここにある野菜は、なんだ?」
「トマトです。」「ほうれん草です。」「大根です。」
できるだけ、質問の語尾に力を入れて質問します。
そうすると、少しずつ、なぜ、その野菜になるのかわかる子どもが出てきます。
次の質問をすると、多くの子どもが、質問と答えのからくりに気づきます。
「では、この野菜は、なんじゃ?」
そう答えは、「じゃがいもです。」
<ヒントと答え>
多くの人は、質問と答えのからくりに気づいていると思います。
質問の語尾に注意できるようになると、答えは自然に出てきます。
「なんですか?」→「かぼちゃ」
「なにかな?」 →「なす、なすび」
「これなんだ?」→「だいこん」
「これなに?」 →「にんじん」
「なんじゃ?」 →「じゃがいも」
そうです。答えは、質問の語尾の音から始まる野菜になります。
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