kindle出版の全体像 kindle出版の仕方001

本の出版
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つばさ
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kindle出版をするまでの大まかな全体像が知りたいです

 最近、Amazonのkindle出版で本を制作し、出版する方が増えています。

 今回は、本を書こうと思った時から、Amazonのkindle出版で本を出版するまでの「kindle出版の全体像」について書きます。

kindle出版の全体像 kindle出版の仕方001

🟠kindle出版の全体像

<本への憧れ>

 人生で一冊は自分の本を世の中に出したいと思う方は多いのではないでしょうか。以前であれば、よほど文才のある方を除いては、そのような望みをもっても、大金を出して自費出版する以外に方法はありませんでした。

 しかし、今は違います。Amazon(アマゾン)のKindle(キンドル)出版であれば、無料で書籍を発行することができます。その上、うまく戦略を練り、効果的な宣伝を行い、たくさんの方に本を読んでもらえたら、収益化も可能です。

 今回は、一生に一度は自分が書いた本を出したいと思う方向けに、一冊と言わず何冊も本を出し、夢の印税生活に向けてどのようなことをする必要があるのかを書いていきます。

<kindle出版とは?>

 最初に、kindle出版について簡単に説明します。

 Kindle出版の正式名称は「キンドル・ダイレクト・パブリッシング」(kindle direct publishing)といいます。略して「KDP」ということもあります。

 このブログでは、kindle出版ということにして、説明していきます。KDPのホームページには次のような言葉が書かれています。

 Kindleダイレクトパブリッシングを利用して電子書籍や紙書籍を無料でセルフ出版し、Amazon で何百万人もの読者を獲得することができます。

Kindleダイレクトパブリッシングのホームページ

 これは、本当なのでしょうか。どうやら、本当に本の出版を「簡単に、確実に、自由に」できるみたいです。

 ここでは、本を出版するまでの大まかな流れについて書きます。次の通りです。

⓪KDP(Kindleダイレクトパブリッシィング)への登録

①本の企画

②本を書くためのソフトの設定

③執筆

④題名の決定

⑤表紙の作成

⑥文章や表紙の添削

⑦できた本の文章と表紙の登録

⑧たくさんの方に読んでもらうための戦略と広告展開

 では、順に簡単に説明します。詳しいことは、別にページを作ってこのブログに掲載することにします。

<0:KDP(Kindleダイレクトパブリッシィング)への登録>

 Kindle出版への登録は、本を書き上げてからでも遅くありません。いつしてもいいのです。ただ、その気になるためには、早めに登録を済ませておくのもいいかもしれません。

 登録は、Kindle出版のホームページに行き、マイアカウントを作って「プロフィール(法人か個人の選択、著者名、住所、電話番号)、支払いの受け取り方法、税に関する情報を入力するだけです。

Kindleダイレクトパブリッシングのホームページに進む外部リンク

<1:本の企画>

 さて、あなたはどのような本を書いて出したいとお考えでしょうか?

 小説、それとも、趣味を通して得た知識をもとにした実用書、それとも、絵本。

 どのような本を企画するのかは、大いに考える必要があります。

 ブログを運営している人は、ブログの内容をまとめてもいいかもしれません。私もこのブログの「学校のマナー」に関して書いて記事からいくつかの記事を選んで、一冊の本にしました。

 このどのような本を出版するのかということは、大いに悩んでもいいと思います。

 とはいえ、文章という形にならないと仕方がないので、見切り発車して、とにかく書きたいことを書いてみるいう選択もあっていいかもしれません。

<2:本を書くためのソフトの設定>

 kindle出版では、マイクロソフトが作成している文章作成ソフトのWord(ワード)と、googleグーグル)ドキュメントで編集・出版ができるようになっています。

 普段からWordを使っている方は、Wordを使うとよいでしょう。

 Word以外の文章作成ソフトを使っている方は、googleドキュメントを使うことをお勧めします。

 googleドキュメントは、登録さえすれば、自由に使える無料ソフトです。このソフトのよいところはたくさんありますが、5つ書きます。

 ①文書作成ツールとしての基本機能がおさえられている。②無料で使える。③パソコンでもスマホでも編集できる。④複数人で同時に編集ができ、リアルタイムで仲間の作業状況が分かる。⑤ほぼリアルタイムで自動保存してくれる。

 とはいえ、自分が普段使っている文書作成ソフトのほうがいいかもしれません。文章だけ、普段使っている文章作成ソフトを使って書き、編集のみWordか、googleドキュメントを使うという方法もあります。

<3:執筆>

 これは、本を書く人の力量にかかってきます。毎日、さらさらとたくさんの文章を書くことができる人もいるでしょうし、うんうん唸ってもなかなか手が進まない人もいるでしょう。自分なりの書きたいことを見つけて、書いてください。

 ただ、書く前にプロットを考えるといいかもしれません。

 プロットというのは、全体像のことです。

 小説や物語なら、どのような話になるのか、大まかなあらすじや流れのことです。実用書の場合は、どのような内容の事柄を書くつもりなのか、章を決めたり、小見出しを考えたりするということです。

 ここでは、私の「学校のマナー」という本のプロットを載せておきます。

 1:マナーとは、何か?

 2:あいさつ

 3:名前の呼び方

 4:記名

 5:傘の取り扱い

 6:筆箱

 7:鉛筆の持ち方

 8:教科書

 9:紙の折り方

学校のマナーに進む内部リンク

「学校のマナー」が買えるページに進む外部リンク

<4:題名の決定>

 たくさんの人に読んでもらう本を書くためには、題名を工夫することも必要かもしれません。

 私の「学校のマナー」という本は、実はとっても長い題名と副題をつけています。

 題名パパママ必見!小学校に上がる前に読む本 学校のマナー これを知らないのは親の責任!?

 副題教師歴36年が教える知っておきたい学校のマナー iPhoneやスマホ片手にさっと読めちゃう

 短い題名にするというのも決して悪いことではないかもしれません。

 しかし、多くの人に注目してもらうためには、キャッチフレーズを題名に加えるというのも大切な戦略と言えます。

<5:表紙の作成>

 多くの方が経験あることでしょうが、本屋さんや図書館などで、どの本にしようかなと考えるときに、「この本にしよう」と思う動機の一つに表紙があります。

 表紙のよさに魅せられて、本を手にすることはよくあります。

 デザインセンスのある方は、デザイン作成ソフトの一つである「Canva(キャンバ)」などを使って自作するという方法もあります。

Canvaの活用(デザイン作成)に進む内部リンク

 あまり自信のない方は、誰かの手を借りるというのも選択肢の一つになります。

 ココナラ、クラウドワークス、ランサーズ、スキマというようなスキルシャアサービスがあります。このようなスキルシェアサービスでは、表紙の作成を5千円から1万円程度でしてくれます。

 そのようなサービスを利用するのも一つです。

 私は、以前からこのブログのイラストを何枚も描いてもらっているイラストレーターの「ぺるこさん」に、表紙の作成をお願いしました。

<6:文章や表紙の添削>

 Kindle出版のよさは、自分だけの力で本が出せることです。しかし、このよさが裏目に出ることがあります。

 普通、出版社を通して、本を出版しようとすれば必ず編集者がいます。編集者は、本の内容について助言をくれたり、誤字や脱字の添削もしてくれたりします。

 しかし、kindle出版には、この編集者がいません。しっかりと自分で見直さないと間違えたままで出版してしまうことになってしまいます。

 それを回避するための方法の一つが、誰かに添削してもらうことです。

 できればお金を出して、出版をした経験のある方にお願いするのがいいと思います。一度、Kindle出版で本を出している方は、どのようなところに注意するとよいか、自分の経験を通して助言してくれます。

 私も、ケイさんという本を出版した経験のある方にお金を払って添削してもらいました。

 学校のマナーに写真を載せることにしたのも、ケイさんのアドバイスを受けてのことです。

 そのおかげでとても見やすくなったと思います。

<7:できた本の文章と表紙の設定>

 kindle出版では、自分で文章と表紙の設定をします。

 この時、電子書籍と紙での出版では、少し設定の仕方が変わってきます。

 電子書籍の場合の文章の設定は、Wordかgoogleドキュメントのデーターをそのまま添付します。表紙は、JPEG(ジェイペグ)などの写真画像でのデータの添付になります。

 紙を使って出版する場合の文章と表紙の設定は、PDF(ピー・ディ・エフ)のデータの添付になります。

 表紙に限っていえば、電子書籍の場合は、表の表紙だけになりますが、紙の本の場合は、表紙+裏表紙+背表紙を1枚に収める必要があります。

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<7:たくさんの方に読んでもらうための戦略と広告展開>

 kindle出版では、電子書籍の価格を自由に選ぶことができます。

 たくさんの方に読んでもらうための具体的な方策もたくさん用意されています。

 Kindle Unlimitedというサービスがあります。

 このサービスは、豊富な本、コミック、雑誌および洋書の中から好きな本を好きなだけ読むことのできる読み放題サービスです。 入会した方は、月額980円でいつでも好きな時に、PCやスマホで、200万冊以上の電子書籍の中から自分の読みたい本を選んで読めます。初めて利用の場合は30日間の無料体験ができます。 期間終了後は月額980円で自動更新されますが、いつでも自動更新しない設定に変更できます。

 このサービスに自分の本を登録すると、会員の方には無料で読んでもらえます。

 本を購入した方が、本をきちんと読むと、最初の1回に限り印税が入ることになっています。

 電子書籍の場合は、会員以外の方にも読んでもらいやすくするために、最大5日間の無料期間を設定することができます。

 紙を使って本を出版する場合は、紙代、印刷代、送料などにかなりの費用がかかりますので、電子書籍に比べると、かなり高めの販売価格になります。

<まとめにかえて>

 本を出版することは、確かに簡単なことではありません。

 誰もがさっとできてしまうことではないかもしれません。

 しかし、計画をたてて、少しずつ積み重ねれば、決してできないということではありません。

 例えば、山に登りたいと思った人が、いきなり富士山を登るのはむずかしいことでしょう。準備をしないままで登ると、高山病にかかることもあるかもしれません。途中でリタイヤということもあるでしょう。

 しかし、富士山登山には何が必要か調べて、登山道具や適切な服装を用意したり、近くの山での登山の経験を重ねたり、富士山に登った経験のある方に一緒に登ってもらったりすると、決してできないことではないと思います。

 同じように、本の出版も、準備をし、計画的に執筆したり、経験者のアドバイスをもらったりするとできるようになると思います。

 ぜひ、あなたもあなたにしか書けない本の出版をめざしてみてください。

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