片仮名の「シ」と「ツ」の字が紛らわしいです。
「ひらがな」の指導は、多くの家庭や学校で熱心によくします。
でも、「かたかな」の指導は、それほど熱心ではありません。その証拠に、大人でも「ツ」と「シ」の区別のない字を書いたり、「ン」と「ソ」の区別のない字を書いたりしている人が多いからです。
今回は、簡単に「シ」と「ツ」を書き分ける方法を教えます。
片仮名の「シ」と「ツ」の書き分け
🟠「シ」と「ツ」を書き分ける方法
一度、紙に「シーツ」と書いてみてください。敷物の「シーツ」のことです。
明確に「シ」と「ツ」を書き分けることができていますか?
「シ」と「ツ」を書き分けることができない人は、子どもだけでなく、大人でも多いと思います。
解決策は、簡単です。
平仮名の「し」と「つ」を書いてから、それに合わせるように「シ」と「ツ」を書くのです。
下に図を用意しましたので、それを見るとよくわかるでしょう。
片仮名の「シ」は、平仮名の「し」の字と重ねると、縦にそろっています。
片仮名の「ツ」は、平仮名の「つ」と横にそろっています。
まず、平仮名の「し」や「つ」を書いてから、重ねるように「シ」や「ツ」を書いてみると、簡単に書けます。
次に、片仮名の「シ」の3つの画の書きはじめを縦にそろえるようにして書きます。
片仮名の「ツ」の場合は、3つの画の書きはじめを横にそろえるようにして書きます。
このことを意識して書くようにすると、片仮名の「シ」と「ツ」は簡単に書き分けることができます。
🟠「ン」と「ソ」を書き分ける方法
同じように紛らわしい片仮名に「ソ」と「ン」があります。
一度、「ゾーン」と書いてみましょう。「ゾーン」状態になるの「ゾーン」です。
明確に「ソ」と「ン」を書き分けることができていますか?
こちらも解決策は簡単です。
片仮名の「ン」は、2つの画を縦にそろえることを意識して書きます。
平仮名の「ん」の字も、最初は、縦に書き進むと覚えてもいいかもしれません。
片仮名の「ソ」は、2つの画を横にそろえることを意識して書きます。
こちらも平仮名の「そ」の字は、最初は、横に書き進むと覚えるといいでしょう。
これだけです。
一度、試してみてください。
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なお、「カタカナ」と「かたかな」について、どちらが正しい表記か書いているものが、次のページにあります。併せてお読みください。
「カタカナ」と「かたかな」、正しいのはどっち?(内部リンク)
さらに、多くの子どもも、大人も「かたかな」を「カタカナ」と間違っていることを正すために、授業や家庭で、楽しく教える方法について、次のページでまとめていますので、併せてお読みください。
かたかなの教え方(内部リンク)
擬態語を書くときに、間違って片仮名を使っていることについて書いた文章が、次のページにあります。併せてお読みください。
かたかなと擬態語(内部リンク)
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