いろいろなふね 教材分析091

教材分析
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つばさ
つばさ

いろいろなふね」の教材分析について知りたいです。

 よい授業をするためには、ていねいな教材研究をすることが大切です。

 しかし、国語の教材の分析をするのは時間がかかります。

 そこで、大まかな教材分析例を提示することにします。

 今回は、「いろいろなふね」です。

いろいろなふね:教材分析

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🟠いろいろなふね:教材分析

 この教材は、東京書籍の1年生の教科書に掲載されている説明文です。

<作者>

「あたらしいこくご」編集委員会・作

 この説明文は、東京書籍の教科書の編集委員会により書き下ろされました。

<題名>

 題名は「いろいろなふね」です。

 題名からいくつかの船について書かれていることがわかります。

<はじめとおわり>

はじめ

 最初に、「ふねには、いろいろなものがあります。」と書いています。

 ふねにはいろいろなものがあることについて書いています。

おわり

 最後の文は、「いろいろなふねが、それぞれのやく目にあうようにつくられています。」と書かれています。

<形式段落>

 形式段落は、全部で14段落です。

 形式段落毎の簡単な内容は、次の通りです。

① ふねには、いろいろあります。

    ②   きゃくせんは、人をはこぶふねです。

    ③   このふねには、きゃくしつとしょくどうがあります。

    ④   人は、きゃくしつで休んだり、しょくどうでしょくじをしたりします。

    ⑤   フェリーボートは、人とじどう車をはこぶふねです。

    ⑥   このふねには、きゃくしつや車をとめるところがあります。

    ⑦   人は、車をふねに入れて、きゃくしつで休みます。

    ⑧   ぎょせんは、さかなをとるふねです。

    ⑨   このふねは、さかなを見つけるきかいやあみをつんでいます。

    ⑩   見つけたさかなをあみでとります。

    ⑪   しょうぼうていは、ふねの火じをけすふねです。

    ⑫ このふねは、ポンプやホーズをつんでいます。

    ⑬ 火じがあると、水やくすりで、火をけします。

    ⑭   いろいろなふねが、やく目にあうようにつくられています。

      1234567890123456789012345678901234567890

    <意味段落>

     ここでは、6つの意味段落に分かれていると考えてみることにします。

    ①段落:はじめ(序論)

     いろいろなふねの説明をすることについて書いています。

    ②~④段落:なか1(本論1)

     きゃくせん客船)の説明をしています。

    ⑤~⑦段落:なか2(本論2)

     フェリーボートの説明をしています。

    ⑧~⑩段落:なか3(本論3)

     ぎょせん漁船)の説明をしています。

    ⑪~⑬段落:なか4(本論4)

     しょうぼうてい消防艇)の説明をしています。

    ⑭段落:おわり(結論)

     ふねは、それぞれのやく目にあうようにつくられています。

    <大事な言葉>

     ふね、きゃくせん、はこぶ、きゃくしつ、しょくどう、フェリーボート、じどう車、ぎょせん、むれ、あみ、しょうぼうてい、火じ、ポンプ、ホース、くすり、やく目

    <表現の工夫>

    くりかえし

     この説明文では、よく似た表現が4回続けて使われています。

     A:「(ふねの名前)」は、~のためのふねです。

     B: 「このふね(の中に)は」~があります(つんでいます)。

     C:ふねにあるもので、人がすることについて書いています。

     同じ書き方をすることで、1年生の子どもはとても読みやすくなります。

    写真

     この説明文では、扉のところに4つの船の写真、本文中にも、それぞれの船の説明の横か下に船の写真をそえています。

     写真があることで、説明の中の文章が視覚的にもよくわかるようになっています。

    <要旨>

     この説明文では、「いろいろなふねが、それぞれのやく目にあうようにつくられている」ということが説明されています。

    <まとめにかえて>

     この教材分析は、このブログに載せている「説明文の教材研究」で取りあげたいくつかの視点に基づいて行ったものです。

     教員のみなさん1人1人が自分で行う教材研究の参考になれば幸いです。

    ⭐️ ⭐️

     なお、「読むこと」の指導に関係する次の項目についても、併せて読んでください。

    説明文の教材研究(3)文章の構成に進む内部リンク

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