SDGsの教育の目標 質の高い教育

質の高い教育
つばさ
つばさ

SDGsの教育の目標について知りたいです。

 SDGsの目標の1つは、「質の高い教育をみんなに(Quality education )」です。

 今回は、「SDGsの教育の目標」について書きます。

SDGsの教育の目標

🟠SDGsの教育の目標

 <SDGsについて>

 SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月に国連総会で採択された国際的な目標です。

 世界に住む人々が幸せな世界で生きることができることを考えて、2030年までに、17の目標を達成しようと考えて作られました。

 17の目標とは、次の通りです。

 1.貧困をなくそう:No poverty

 2.飢餓をゼロに:Zero hunger

 3. すべての人に健康と福祉を:Good health and well-being 

 4. 質の高い教育をみんなに:Quality education

 5.ジェンダー平等を実現しよう:Gender equality

 6. 安全な水とトイレを世界に:Clean water and sanitation

 7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに:Affordable and clean energy 

 8. 働きがいも経済成長も:Decent work and economic growth

 9. 産業と技術革新の基盤を作ろう:Industry , innovation and infrastructure

 10.人や国の不平等をなくそう:Reduced inequalities

 11.住み続けられるまちづくりを:Sustainable cities and communities

 12.つくる責任、つかう責任:Responsible consumption and production

 13.気候変動に具体的な対策を:Climate action

 14.海の豊さを守ろう:Life below water

 15.海の豊さも守ろう:Life below water

 16.平和と公正をすべての人に:Peace , justice and strong institutions

 17.パートナーシップで目標を達成しよう:Partnerships for the goals

 日本語の目標は、きちんと意味が伝わりやすいようにしていますので、英語をそのまま訳しているわけではありません。

 教育に関する目標は、英語では、「Quality education」なので、そのまま翻訳すると、「質の高い教育」です。しかし、日本語の訳は、「質の高い教育をみんなににしています。

 意味が伝わりやすいようにこのような意訳をしているのだと思います。

 SDGs(持続可能な開発目標)では、大きな17の目標の下に、169の達成基準と232の指標があります。

 達成基準は、ターゲットと呼ばれこともありますが、「それぞれの項目の達成目標」のことです。指標は、「目標を実現のための方法」のことです。

<教育の達成目標、実現のための方法>

「質の高い教育をみんなに(Quality education)」という大きな目標の下に7つの「達成目標」と3つの「実現のための方法」があります。

 1は、小中学校の義務教育の充実

 2は、幼児教育の充実

 3は、高等教育の充実

 4は、職業教育の大切さ

 5は、教育差別の解消の必要性

 6は、基本的な読み書きの大切さ

 7は、全ての人に基本的な教育を届けること

に関する「具体的な達成目標」を取りあげています。

 Aは、教育環境の整備の大切さ

 Bは、世界的な協力の必要性

 Cは、教員などの育成の重要性

に関する「目標を実現のための方法」について取りあげています。

 詳しい内容については、「日本ユニセフ協会」が作成している子ども向けの「SDGs CLUB」というホームページをお読みください。(著作権の関係で、SDGs CLUB作成の文言をそのまま引用することはしません。)

SDGs CLUB作成の教育に関するページに進む外部リンク

<日本の教育の現状と今後>

 日本では、既に多くの「達成目標」や「実現のための方法」を満たしているように思います。

 150年前に日本で学制が定められてから、日本という国が、少しずつ地道に国民に対して教育環境を整えてきた成果だと思います。

 日本政府の最初の目標は、国民のためというよりも、富国強兵だったようです。国を富ませ、強い軍隊を作ることが大きな目標だったように思います。

 最初は、その目標も成功し、日清戦争(1894~1895年)や日露戦争(1904~1905年)にも勝利しました。

 「国のために死ぬことが美徳であるという、今の日本人の多くの人には信じられない教育が普通に行われていました。(今でもそのような教育が行われている国があることは、みなさんご存知の通りです。)

 しかし、第2次世界大戦(1941~1945年)に負けたことで、日本の教育に対する考え方は大きく変化しました。

 国よりも国民一人一人の命の方が大切であるという考え方に変わりました。

 国のための教育という視点もあるでしょうが、個人のための教育という視点が増えたように思います。

 これからは、ただ、日本や日本人だけのための教育という視点だけでなく、「質の高い教育をみんなに」という世界に住む人々のための教育環境を整えるという視点をもつことも大切なのかもしれません。

 最近、不当なロシア侵攻に対するウクライナの人々の対応を見ていますと、個人の考えに基づいて、銃を取るという選択肢もあるのだということを知りました。

 今もし、日本に同じような不当な侵攻があった場合、私たち日本に住む人たちは、どのような選択をするのでしょうか?

 子どもたちが、正しい選択ができるような教育をする必要もあるのかもしれません。

 私の戦争や平和に関する考えについては、次のページもお読みください。

学ぶ⑤ 戦争に進む内部リンク

⭐️ ⭐️

 関係する次のページもあわせてお読みください。

学べることの価値 質の高い教育に進む内部リンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました