学べることの価値 質の高い教育

質の高い教育
つばさ
つばさ

学べることの価値について考えてみました。

 SDGsの目標の1つは、「質の高い教育をみんなに(Quality education )」です。

 今の日本では、小学校などで学ぶことが普通です。

 本当は、学ぶことや学べることはとても尊いことです。

 今回は、「学べることの価値」について書きます。

学べることの価値

🟠学べることの価値

 <日本の現在と過去における学ぶこと>

 今の日本では、小学校などで学ぶことが普通です。

 6才になると、役所から学校に通うように就学通知書が届きます。

 外国人の場合は、自動的に就学通知書が届区ことはありませんが、申請すれば、就学通知書を受け取ることができます。

 よく知られているように、日本の3大義務は、次の3つです。

教育の義務(教育を受けさせる義務)

勤労の義務

納税の義務

 今は、保護者がきちんと、子どもを学校に通わせ、学ぶことができるようにすることが求められています。様々な理由で、保護者に収入が少ない場合でも、就学援助費制度やがあります。

 この制度は、小・中学校の義務教育が円滑に受けられるように、学用品や給食などの学校で必要な費用や、学校で受けた健康診断のうち治療にかかる費用の一部を援助するものです。

 小学校では、月に1万数千円程度ですので、さほど高額ではありませんが、子どもが学ぶための制度が保障されています。

 今では、6才になると、小学校に通うことが普通ですが、日本の長い歴史の中では、子どもが小学校に通うようになったのは、150年前からです。

 今から150年前の1872年(明治5年)に「学制」が定められました。

学制」は、明治政府が定めた学校制度や教員養成に関する基本的な規定です。 初等教育については、国民のすべてが就学すべきことを定め、発布から数年間に全国で2万校以上の小学校が整備されました。そして、約40%の就学率が達成されました。

 このような国家的な制度ができても、半分以上の子どもは学校に通うことがない時代がしばらく続くことになりました。

 それ以前の日本には、町人の子どもが学ぶ「寺子屋」がありました。しかし、通っていた子どもは町人の子どもが中心でした。

 江戸時代、士農工商の身分制度の元、農民の人口は、85%を占めていました。武士や町民などは、合わせても、15%程度でした。

 日本人の大半は、親から米作りや野菜作りなどの仕事の仕方を教えてもらうことはあっても、今の日本の子どもが受けるような教育を受けることはありませんでした。

<SDGs(持続可能な開発目標)における教育目標>

 国連の定めた目標に、SDGs(持続可能な開発目標)があります。

 2030年までに17の目標を達成することをめざしています。

 その4つめの目標が、「質の高い教育をみんなに(Quality education )」ということです。

 今でも、サハラ砂漠より南のアフリカ地域の国々、西アジアや南アジア地域の国々では、6~11才の子どものうち、5人に1人が小学校に通うことができません

 日本のような教育制度がなかったり、あっても、生きるために子どももはたらくことの方が大切で、学校に通える余裕などありません。

 SDGs(持続可能な開発目標)については、次のページにも書いています。

環境教育に進む内部リンク

SDGsの教育の目標 質の高い教育に進む内部リンク

<学べることの価値>

 本来、学ぶことや学べることは、とても価値のあることです。

 学ぶことで、さまざまな新しい知識を得ることができます。

 高学歴の教育を受けることで、たくさん給料のもらえる職業に就くことができます。

 自分で起業するような知識を得ることもできます。

 学ぶことで、お金を得ることに関係する知識や技術や資格を得ることもできます。

 学ぶことで、よりよい人生を過ごすことができます。

 昔の日本では、子どもは学ぶことができるような環境になく、少し大きくなると、働くことが普通であることも珍しくありませんでした。

 今でも世界のあちこちでは、子どもは学ぶことができるような環境にいなくて、少し大きくなると、働くことが普通であることも珍しくありません。

 しかし、今の日本には、学ぶことのできる環境が整っています。

 残念なことに、このような恵まれた環境なのに、さまざまな理由で不登校になることもあります。

 普通に学ぶことのできるとても恵まれた社会の中で生きているのでしょうが、時には、幸せを感じることができなくなることがあります。

 学べることの価値を感じることができるだけで、本当に幸せなことなのだと思います。

⭐️ ⭐️

 なお、不登校(登校拒否)に関係することが書いてあるページもお読みください。

不登校の子ども 教育ニュースに進む内部リンク

登校拒否は心の病気であるに進む内部リンク

母親ノート法(1)母子の会話パターンに進む内部リンク

母親ノート法(2)快・不快と評価基準に進む内部リンク

母親ノート法(3)議論しないことに進む内部リンク

母親ノート法(4)説教しないことに進む内部リンク

母親ノート法(5)否定的感情の処理に進む内部リンク

母親ノート法(6)代弁しないことに進む内部リンク

母親ノート法(7)要求をきくことに進む内部リンク

 

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