学年会への参加 小学校新任教員研修資料042

初任者研修資料
つばさ
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学年会の参加の仕方について知りたいです。

 小学校では、1つの学年に複数の学級があることが多いです。

 同じ学年の担任は、学年会を組織することが一般的です。

 今回は、「学年会への参加」について書きます。

学年会への参加の仕方

🟠学年会への参加

<学年会とは?>

 学年会とは、学年の担任が学年の方向性や課題、今後の予定などを話し合ったり、学習指導の方法や子どもの問題行動などについて研修したりすることなどを通して、教員の資質を向上を図り、合意の形成をする会です。

 学年には、学年主任がいます。学年主任は、学校長が任命することが一般的です。普通は、その学年で一番経験のある教員がすることが多いです。

 職員室では、同じ学年の教員は、近くに机があることが普通ですので、日常的に打ち合わせをします。簡単な打ち合わせは、朝や放課後などに顔を合わせた時にすることも珍しいことではありません。

 ただ、運動会の種目を決めたり、学習発表会の学年の発表内容を決めたり、図工展の作品を決めたりする話し合いは、ある程度まとまった時間があった方が決めやすいです。 

 そこで、小学校では、週に1回程度、曜日と時間を決めて学年会あるいは、学年研修会などという名称で、学年会の開催を計画している学校が多いです。

 学年会では、授業の進度を調整したり、授業の進め方の相談をしたりすることもあります。

<学年会での話し合い>

 学年会の話し合いは、学年主任がリーダーとして進めることが一般的です。

 学年会では、話し合いの中心は、学年主任が担いますが、他の教員も積極的に参加することが求められます。

 学年会に参加する教員は、話し合うことについてよく理解し、主体的に参加することが大切です。

 新任教員の場合でも、自分は経験が少ないからと受け身に徹するのではなく、進んで質問や自分の考えや意見を述べることが必要です。

 学年主任から出された話題だけでなく、自分の学級や学年の問題などについて進んで連絡や報告をするようにします。そして、自分の考えや意見を述べ、解決に向けて相談することも大切です。

 自分一人では解決策が見つからない事柄でも、相談することで打開策が見つかることもあります。

 基本的な心構えとしては、ノートや筆記用具などを持参し、打ち合わせた内容や大切な事柄などは、メモをすることも大切です。

 特に、学年会で決まった内容については、忘れないように記録することが大切です。

 自分に割り当てられた仕事については、きちんと締め切りを守って仕事を進める必要があります。

 例えば、次の月の学年だよりを自分が作ることに決まった時には、前もって書く時の注意点を尋ねておき、締め切りよりも少し前に学年主任や他の学年の先生などに見せて意見をもらい、修正できる時間的な余裕をもって仕事をすることが大切です。

 研修会などで知り得た指導方法についても、よい方法だと感じた方法については、積極的に具体例を示して賛同を得る努力をすることも大切です。

 学年会は、持ち回りで各教室で行うこともあります。その際には、他のクラスの掲示物や環境整備の仕方などを学ぶ絶好の機会でもあります。

 より掲示物や環境整備の仕方などについては、教えを請い、真似をすることも大切です。

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