研修の進め方 小学校初任者研修003

初任者研修資料
つばさ
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研修の進め方について知りたいです。

公的研修と自己研修

 研修には、大きく分けて2つあります。公的な研修と自己研修です。

 ここでは、公的な研修について書きます。

 自己研修については、別に書いていますので、そちらを見てください。

自己研修の進め方に進む内部リンク

 公的な研修である「初任者研修」では、文部科学省の費用的な援助を受け、教育委員会と各校が協力して研修計画を作成しています。「教育センター」などでは、様々な内容の講義やグループ討議などが行われます。教育センターで行われる研修以外の研修は、各校で行われます。この資料を使った「研修の進め方」という研修もその一環です。

 校内研修は、週10時間以上、年間300時間以上の研修を行うことになっています。

 校内で行われる研修の内容は各校で、計画し、管理職、指導教官、学年主任、教科主任などのベテラン教員から指導を受けます。座学的な研修以外に大きなウエイトを占めるのが、「授業に関する研修」です。

 授業に関する研修は、指導教官などの授業を見せてもらったり、初任者が授業を見せて指導を受けたりします。ただ、授業準備は、授業の進め方のポイントを教えてもらいつつも、初任者自身が前もって準備することが大切です。

授業準備について

 学級担任は、日々、5~6時間の授業を行うことになります。担任をして数年たつと、自分なりの授業スタイルが確立できてきますが、最初の数年は、基本的な授業の流し方を理解し、実践することになります。

 授業の準備としては、次のようなことを心がけるとよいと思います。

1.1時間の指導の目標を立てる。(20~30字程度でまとめることができれば、迷うことなく、1時間の授業を行うことができるでしょう。)

2.本時のめあてを決める。(子どもも教師もよくわかり、1時間の間に、子どもが何を学習するのかが明確であると良いでしょう。)

3.教材を用意する。(教科書、ワークシート、補助教材、ノートの書き方などを決め、発問や指示、支援の方法、評価の仕方などを想定します。)

4.板書案を考える。(黒板に何をいつどのぐらいの量、書くのか、板書に合わせてノートで、どの程度、考える時間をもつのか、板書を写すのかどうか、写すとすれば、いつ写させるのか考えておくとよいでしょう。)

5.反省をする。(指導教官や学年主任などの意見や感想なども取り入れて、授業改善を心がけましょう。学年主任や他の同僚教員の板書を見ておくようにすると、自分とベテラン教員の指導力の違いが意識できます。)

※ 授業準備は、1時間ごとに準備することも大切ですが、「たし算」「たねをまこう」「情報を生かす産業」などのような単元全体で、どのように学習を進めるかを考え、準備することが大切です。

 なお、授業準備の仕方については、次のページもお読みください。

新任教員翼くんの日々(007)に進む内部リンク

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印刷用画像資料 (各校で、Wordなどに貼り付けて、印刷し、研修資料としてご活用ください。)

個人の活用は自由です。ただ、学校などで使用する場合は、「お問い合わせ」で、学校名(お名前)、メールアドレス、活用した感想など(メッセージ本文)を、お知らせいただくとありがたいです。

 

 

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