今日は、卒業式です。おめでとうございます。
翼です。
今日は、卒業式です。
卒業式の日程
日本は、地方自治の制度がきちんとしています。
小学校というと、日本全国全て同じことをしていると思われがちですが、そんなことはありません。
卒業式などの日程を決めるのは、基本的には、市町村などの各自治体の教育委員会です。もっとも、これも絶対的なものではなく、どうしてもその日が都合悪い場合は、学校長などの判断で日程を変更することも可能みたいです。
ただ、よほどのことがない限り、多くの学校は、教育委員会などで決めた日程で実施することが普通です。
早い市になると、3月15日ごろから卒業式をしていますし、遅いところでは、3月24日のところもあるみたいです。
ここ数年は、コロナウィルス感染症が全国的に広がり、卒業式のような学校行事も例年通りでないことが増えました。
卒業式のような大きな学校行事の場合、地域の方々を来賓にお招きすることが普通です。子どもが普段から登下校の見守りをしていただいたり、様々な学習でゲストティーチャーとしてお世話になったりしているからです。
しかし、ここ数年は、出席者の人数を制限していますので、今年も招待状の代わりに、ご招待ができない旨を書いた文書を1月末にお渡ししたみたいです。
マスク
今年は、子どもがマスクをするかどうかもなかなか決まりませんでした。
なかなか決まらなかった原因は、文部大臣の国会での答弁などに揺れがあったからです。
ただ、2023年(令和5年)2月10日に文部科学省から教育委員会に次のような通知がきました。もっとも、各小学校には、その通知を元に、教育委員会から連絡がきます。
1 基本的な考え方
○ 児童生徒及び教職員については、入退場、式辞・祝辞等、卒業証書授与、送辞・ 答辞の場面など、式典全体を通じてマスクを外すことを基本とする。
○ 来賓や保護者等はマスクを着用するとともに、座席間に触れ合わない程度の距離を確保した上で、参加人数の制限は不要。
卒業式におけるマスクの取扱いに関する基本的な考え方について(通知)
ただ、当たり前のことですが、これはあくまで基本的なことが書かれてだけなので、強制力はありません。マスクの着用を希望する子どもが、マスクをしても何ら問題はありません。
3月の初めにしていた高等学校の卒業式でも、マスク着用を基本にしている学校もたくさんありました。基本的には、各学校の学校長が決めることになると思います。
文部科学省とは別に、厚生労働省では、2023年(令和5年)3月13日から次のような文章を出しています。
これまで屋外では、マスク着用は原則不要、屋内では原則着用としていましたが令和5年3月13日以降、マスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となりました。
本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、ご配慮をお願いします。
マスクの着用について
このような文章が出ても、マスクを外す人がほんの少し増えた態度で、日本では、相変わらずスーパーマーケットや百貨店などの室内では、マスクをしている人の方がほとんどです。
卒業式
小学校では、学校により卒業式もいろいろです。
本校の卒業式では、入場、開式の言葉、卒業証書授与、校長式辞、PTA会長祝辞、呼びかけ、開式の言葉というように進んでいきます。例年では、PTA会長祝辞の後に、地域の代表の方が来賓祝辞をするみたいですが、今年はなくなりました。
本校の卒業式では、退場する前に、卒業生の保護者の代表の方からお礼の言葉があります。保護者の代表の方から、学校の教職員に向けてお礼の言葉をいただくことになります。そして退場になります。
少し卒業証書授与に話を戻しましょう。
本校では、卒業生の子どもは順番に向かって右側の階段から舞台にあがります。舞台の上で担任の先生から名前を呼ばれた後、将来の夢や目標などについて簡単な話をします。将来なりたい職業について話をする子どももいれば、中学校でがんばりたいことについて話をする子どももいます。
その後、舞台の真ん中で待っている学校長から、一人一人の卒業生が卒業証書を受けとります。
そして、そのまま回れ右をして、舞台の真ん中から降りてきます。この時、ほんの一瞬待って、体育館の後方に座っている保護者のカメラやビデオの撮影を待つようです。
私が小学生の頃は、卒業証書を丸い筒の中に入れてもらっていましたが、最近は、卒業証書を入れる四角いファイルがあります。それに卒業証書を入れてもらうことになります。
今年は、5年生の子どもも卒業式に参加して、呼びかけを行いました。例年はもっと長い呼びかけをするそうですが、少し短めにしたそうです。
卒業式の後は、教室で担任の先生のお話を聞いた後、5年生や保護者、教職員が廊下で待っている横を通って巣立って行きました。
来年度からは、マスクの着用も緩和されるみたいですので、もっと例年のような普通の卒業式が行われるといいなあと思います。
子どもの中には、いろいろな事情で学校に通えなくなっている不登校の子どももいます。そのような不登校の子どもと保護者の中で、全体で行う卒業式とは別の卒業式を希望される場合は、校長室などで卒業式をする場合もあります。
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