Padletというとてもいいツールを知っていますか?
現在、多くの小学校では、パソコンが導入されています。
しかし、学校によって、パソコンを授業などに活動している状況にはかなり差があります。
今回は、「Padletの活用」について書きます。
Padletの活用(電子掲示板)
🟠Padletの活用
<Padlet(パドレット)とは?>
インド出身のNitesh Goel(ニテーシュ・ゴエル)さんと友だちのPranav Piyushさんによってウォールウィッシャーという会社が2008年に作られ、2012年にPadlet(パドレット)に社名を変えました。現在は、シンガポールとアメリカ合衆国のサンフランシスコを拠点にしています。
Padlet(パドレット)では、会社と同じ名前の「Padlet」という、主に教育用のオンライン掲示板を発表しています。
このツールは、現在、世界で毎日325万以上の人に利用されています。
Padletは、現在、多くの学校で活用する人が増えてきています。
Padletは、ホームページで、メールやGoogleなどのサービスを使って、登録することで簡単に利用することができます。
ただ、少しPadletについて学んでから、登録し活用する方がよさそうです。
大きな理由は、次の通りです。
Padletでは、ボードというものを使って使用します。
ただ、Padletでは、無料で使えるボードの枚数は、3枚までという制限があります。ただし、誰かから紹介をしてもらって登録すると、同じ無料登録でも6枚までボードを使うことができます。
このことについては、青森県の教員、前多昌顕(まえだ・まさあき)さんが、YouTube動画で詳しく解説されていますので、一度ご覧になることをおすすめします。
いきなりアカウントを登録しない方が良いたった1つの理由に進む(外部リンク)
<Padletでできること>
Padletは、Webブラウザで使えるオンラインの電子掲示板のアプリです。
電子掲示板の仕組みについて、総務省のホームページには、次のように解説しています。
電子掲示板とは、インターネット上で記事(スレッドやトピックなどと呼ばれています)を書き込んだり、閲覧したりできる仕組みです。単に「掲示板」と呼んだり、「BBS」(Bulletin Board Systemの略語)とも呼ばれたりしています。個人が開設するものや企業の中だけに限定したものなど小規模なものから、多数の電子掲示板を集めて、一つのWebサイトとして発展させた大規模なものまで、さまざまな電子掲示板が存在します。大規模なものは、投稿された記事の内容が社会的な影響を与えることもあります。
電子掲示板では、書き込まれたメッセージはWebサーバ経由でデータベースに蓄積され、別の訪問者が記事を参照すると、新たなメッセージが追加された状態で表示されます(コメントやレスと呼ばれています)。このような仕組みによって、ホームページの内容が常に最新のデータに自動更新されるため、駅の伝言板のような利用が可能になります。
総務省のホームページ
総務省安心してインターネットを使うためにに進む(外部リンク)
今回紹介しているPadletは、教員がボードを用意することで、学級という限られた空間の中で、自由に電子掲示板を活用するという仕組みです。
Padletでは、「テキスト」と言い換えられることの多いキーボードを使った「文字」を入力して投稿することが基本です。ただ、文字だけでなく、画像や音声、動画、手書きなど、いろいろな方法で投稿することもできます。そして、投稿されたものを学級のみんなで見たり、互いにコメントし合ったりすることができます。
Padletは、動画に関しては簡単なものしか投稿できませんが、テキストや画像、手書きなどの情報を投稿することは比較的得意です。
授業における活用について書きます。
例えば、国語科などでは、初発の感想といって、初めに物語文や説明文を読んだ感想や疑問を書くことがあります。初発の感想を使って、単元全体の学習のめあてを子どもと相談することがありますが、多くの場合、子どもの感想を教員が読み、読みやすい形にするためには、莫大な時間が必要です。
説明文の指導(4)1次の指導 題名読み・計画作りに進む(内部リンク)
しかし、Padletを使うと、この作業が簡単になります。子どもが文字を入力する必要はありますが、教員の作業量は格段に少なくてすみます。
子どもの気づきや感想を各時間の終わりに書かせるようにすると、記録が時系列で残っていきますので、後から、単元全体の学習の流れを概観することもできます。
社会科や生活科などの学習にも活用できます。
子どもが調べたものとGoogleMapの位置情報をリンクさせて「マップボード」を作ると、低学年の生活科の校区探検にも使えますし、中・高学年の地理の学習や歴史の学習などでも活用することができそうです。
掲示板として、大いに役に立つのが図工や書写などの作品を掲示することです。家庭で学習してきた自主学習ノートを掲示することなどもできます。感想を書いたり、アドバイスをしたり、相互評価をすることも比較的簡単にできそうです。
<Padletをよりよく活用するために>
Padletのホームページの「製品」という欄では、このアプリについて簡単な説明があります。どのようなことができるか概観することができます。
Padlet・製品に進む(外部リンク)
年間1000ドル以上という会費は必要になりますが、学校などの教育機関向けの会員制サービスもあります。学区全体、大学、学校全体、または学校内の部門に関わらず活用することができます。スクールプランの詳細についてはの活用事例がたくさんあります。まずは、どのようなことができるのかを知るためにも、いろいろなページを読んでみることをお勧めします。
Padlet・メンバーシップに進む(外部リンク)
Padletが教育でできることについて詳しく知りたい場合は、先程紹介した青森県の教員、前多昌顕さんの書かれた「オンライン掲示板アプリ「Padlet」とは? 授業の振り返りにも最適!」がとても役に立つと思います。
オンライン掲示板アプリ「Padlet」とは?に進む(外部リンク)
京都府の教員、坂本良晶(さかもと・よしあき)さんが書かれている「Padletでできること~完全版~」を読むこともお勧めです。実際に、Padletの活用例を具体的に説明されています。
Padletでできること~完全版~に進む(外部リンク)
文字を読むより、動画でPadletの始め方や使い方を知りたいという方には、先程紹介した坂本良晶さんの動画がお勧めです。YouTube動画で、実際にPadletを使いながら解説をしていますので、とてもわかりやすいです。
Padletのはじめ方に進む(外部リンク)
Padletでできる3つのことに進む(外部リンク)
前多昌顕さんもYouTubeで、たくさんの動画を紹介されています。
振り返り用のボードを作ろうに進む(外部リンク)
⭐️ . ⭐️
関係する事柄について、次のページもお読みください。
Canvaの活用(デザイン作成)に進む(内部リンク)
Kahoot!の活用(教育用クイズ)に進む(内部リンク)
Flipの活用(相互鑑賞・交流)に進む(内部リンク)
ChatGPTの活用(文章作成)に進む(内部リンク)
Bingの活用(検索エンジン)に進む(内部リンク)
ICT教育とはに進む(内部リンク)
情報モラル教育に進む(内部リンク)
NHK for schoolに進む(内部リンク)
GIGAスクール構想に進む(内部リンク)
全部やろうはバカやろうに進む(内部リンク)坂本良晶さんの名言
コメント