やはり自宅を片付けるのは大切ですよね。
夏季休業は、子どもと違って、教員にとっては、休日ではありません。勤務の必要な日です。しかし、授業のある普段の日に比べると、授業がありませんので、時間的なゆとりがあります。
そこで、今回も、普段の授業のある時は、できにくいことで、休業中に行うとよいと思われる事柄を書きます。
今回は、「環境を整える⑤ 自宅:休暇中の過ごし方(27)」です。
環境を整える⑤ 自宅:休暇中の過ごし方(27)
🟠環境を整える: 自宅の整理整頓
<断捨離>
数年前から「断捨離」という言葉が流行しています。
「断捨離」のそれぞれの文字には、ヨガの行法である「断行」「捨行」「離行」に対応しているそうです。それぞれ、「断:新たに手に入りそうな不要なものを断る」「捨:家にずっとある不要な物を捨てる」「離:物への執着から離れる」という意味があるそうです。
この考えは、沖正弘さんの書かれた「ヨガの考え方と修業法 上」(竹井・1987年)で紹介されています。
その後、やましたひでこさんが書かれた「新・片づけ術 断捨離」(小野書店・2009年)という本が流行本になったことで、一般化するようになりました。
やましたひでこさんが開設されている「断捨離」という公式サイトによりますと、次のように書かれています。
断捨離というと新しい片づけ術かと思うかもしれませんが、そうではありません。断捨離とは、モノへの執着を捨てることが最大のコンセプトです。モノへの執着を捨てて、身の周りをキレイにするだけでなく、心もストレスから解放されてスッキリする。これが断捨離の目的です。
やましたひでこさん公式サイト 断捨離
「断捨離」とは、不要な物を「断」ち、「捨」てることで、物への執念から「離」れることによって、身軽で快適な生活や人生を手に入れようとする考えみたいです。
詳しいことは、やましたさんのホームページを読んでください。
やましたひでこさん公式サイト「断捨離」に進む(外部リンク)
断捨離という言葉を持ち出すまでもなく、私たちは、子どもの頃から、「整理整頓をしましょう」と言われたり、「部屋や自分の机を片付けましょう」と言われたりしています。
多くの教員は、自分ができていないても、子どもたちに、「整理整頓の大切さ」や「片付けることの大切さ」を伝えているのではないでしょうか。
以前勤めていた学校で、「部屋や机の片付けができない人は、頭の中も整理できない人だ」というようなことを、よく話されている方がいました。
<部屋や机、本棚などを片付ける>
普段なかなか忙しくて、やろうと思っていてもできないことの1つが、部屋などの片付けです。
不思議なことに、職員室の机の周りが整理できていない人でも、どこに何があるのかよく知っておられて、しばらくすると、自分の必要なものを見つけ出すことができています。
ある意味ですごい能力だなと感心することもあります。
できれば、自分の身の回りは、片付けておく方がよさそうです。
一番よい片付ける方法は、それぞれの持ち物の定位置を決めてあげることだそうです。
元あった場所に戻すのか、片付けの簡単な方法のようです。
ただ、片付けることができない人には、いろいろなタイプがあるみたいです。
以下のタイプは、いろいろな人を見て、わたしが勝手に思いついたものです。
①「もったいない」「いつか使える」という考えが強く物を捨てずに溜め込むタイプ
ある意味、几帳面な人に多いのかもしれません。
わたし自身、一時期、飲んだ牛乳や麦茶などの1Lパックをそのうち整理しようと考えて、溜め込んでいたことがあります。
いつかやろう、いつかやろうと思いながらも、紙パックをはさみで切るのが面倒で、溜め込むだけになりました。古紙として再利用できると考え、そのままごみとして捨てるのは気が引けて、取ってしまっていました。
Amazonで、「貝印 カートン ダンボール オープナー DAMBO」というのを買って重宝したことがあります。紙パックの角が簡単に切れるのです。これはおすすめです。
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②とにかく、めんどくさがり屋さんというタイプ
何をするのも面倒で、行動に移すのが億劫で、のろのろと行動する人。
性格なので仕方がないのでしょう、というのが言い訳かもしれません。
しかし、よくない行動も、手順を上手に変えていければ、行動を変えていくことができます。
1つの解決法は、先程少し書きましたが、ものの定位置をきちんと決めてあげることです。
そのものの位置を決めることが、片付けの第一歩だと思います。
もう1つは、一度にたくさんしようとせずに、少しずつすることです。
「今日は、リビングのこの場所だけ」とか、「30分だけ」とか、場所や時間を決めて、少しずつ取り組むというのもよい方法のようです。
そして、3つめの方法は、少しでもいいので、続けることです。
ほんの少しからでいいので、毎日続けることです。
「塵も積もれば山となる」ということで、「片付けも、少しずつ行えば、いつかは片付く」と思います。
共に頑張りましょう。
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あわせて、学校の各教室の整理整頓については、次のページを読んでください。
環境を整える① 理科室に進む(内部リンク)
環境を整える② 職員室に進む(内部リンク)
環境を整える③ 家庭科室に進む(内部リンク)
環境を整える④ 図工室に進む(内部リンク)
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