環境を整える① 理科室:休暇中の過ごし方(3)

環境整備
つばさ
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理科室や理科準備室の整え方について知りたいです。

 夏季休業は、子どもと違って、教員にとっては、休日ではありません。勤務の必要な日です。しかし、授業のある普段の日に比べると、授業がありませんので、時間的なゆとりがあります。

 そこで、今回も、普段の授業のある時は、できにくいことで、休業中に行うとよいと思われる事柄を書きます。

 今回は、「環境を整える① 理科室休暇中の過ごし方(3)」についてです。

環境を整える① 理科室:休暇中の過ごし方(3)

🟠環境を整える:理科室

<理科室を探検する>

 勤務する学校の理科室や理科準備室について、よく知っていますか?

 3年生以上で、理科の授業を行なっている場合は、よく利用すると思います。

 理科室の様子は、学校によりかなり違います。

 理科の授業では、実験や観察をすることが多いですので、様々な器具が必要です。

 中学校の場合は、理科を教える教員が決まっており、それらの教員が中心になって管理されていますので、整っていることが多いと思います。

 中学校に比べると、小学校では、理科を専門に教えている教員はいないことが多いです。もし専科教員がいたとしても、なかなか空き時間がない場合が多いです。

 忙しい学校生活の中では、日々の授業に必要な器具を揃えるだけでも、時間が足りないというのが実情だと思います。

 理科の専科教員や理科の補助員がいない学校で、夏季休業中に行うといいことが、理科室や理科準備室を整理することです。

 その第一段階として行うとよいことが、理科室や理科準備室の探検です。

 どこに何があるのかさっと見て回りましょう。

 理科の授業をスムーズに行うためには、理科の授業に必要な実験器具がどこにあるか知っていて、さっと準備できるかどうかはたいへん重要なことです。

<理科室を整える>

 勝手に行ってはいけませんが、管理職や理科主任などと協力して行うとよいことが、理科室や理科準備室を使いやすく改善することです。

 それを、ここでは、「理科室を整える」という言葉で簡単に書くことにします。

 理科室を整える方法には、いくつかの段階があります。

①実験にいるもの、いらないものを分別し、いらないものを捨てる。

 理科室には、様々な器具があります。理科の授業内容は、小学校学習指導要領が改定されるたびに、変更されていますので、昔は教えていた内容が、今では全く教えなくなっている内容もあります。

 私自身が小学校の時、鮒などの魚の解剖の実験がありました。今ではありません。さすがに、解剖器具を残している学校はないでしょうが、いらない器具はたくさん残っていると思います。

 ある学校に勤務した時に、生き物の標本が驚くほどたくさんあり、戸惑ったことがあります。

 勝手にしてはいけませんが、今後必要でない昔の実験器具は、思い切って捨てる必要があります。ただ、ごみの捨て方には、自治体のルールがありますし、場合によっては、費用が必要な場合や、ごみを捨てる日程が決まっている場合もありますので、管理職などときちんと相談する必要があります。

 理科は、他の教科と違って、実験器具の購入に文部科学省から直接補助を受けていることがあります。毎年3月に、「小学校理科教育等設備台帳」を作成し、教育委員会に報告する必要があります。消耗品以外の器具は、この台帳に器具の増減をきちんと記録する必要があります。

②実験器具の名札と所属地図を作成する。

 もう既にきちんと作成している学校もあるでしょうが、ない学校も多いと思います。

 理科には、実験器具がたくさんあります。

 それらの器具は引き出しや扉がガラスなどでできたキャビネットの中に置かれていることが多いと思います。

 まずは、それらの引き出しやキャビネットに名札をつけることが必要です。

 できたら、名札には、子どもでもよくわかるように、読み仮名をつけたり、器具の絵や写真をつけたりすることをおすすめします。

 器具の絵や写真は、器具を実際に写真でとり、印刷する方法があります。

 もう1つは、教科書会社がネットで公開している実験器具の使い方に載っている絵を使います。

 次の2つのホームページがお勧めです。

教育出版「器具の使い方」に進む外部リンク

啓林館「小学校『理科』実験・器具の安全指導に進む外部リンク

理科室や理科準備室にある器具の置き場をまとめた器具一覧表や地図を作成するととても便利です。

 一覧表は、学校で使っているパソコンに入っているソフトを使うと、今後も管理する人が入れ替わっても、改訂しやすくなります。

 地図もできたら、たいへんでしょうが、データで作成するようにすると、実験に必要な器具や置き場所が変わっても、対応できると思います。

 目標としては、「すべての実験器具の置き場所が決まっていること」です。

 当然、これらの作業は、1人ではできないので、賛同者を募り、一緒に行うと、2学期以降の理科室の使い勝手は、格段によくなります。

 なお、理科で使う実験や観察に使う器具の扱いについては、次の文部科学省のホームページも参考にするとよいと思います。

小学校理科の観察,実験の手引きに進む外部リンク

 合わせて、職員室、家庭科室、図工室、自宅の整理についてもお読みください。

環境を整える② 職員室に進む内部リンク

環境を整える③ 家庭科室に進む内部リンク

環境を整える④ 図工室に進む内部リンク

環境を整える⑤ 自宅に進む内部リンク

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