読者の方からメールをいただくことがあります。
この教育よもやま情報をお読みいただく方とメールのやりとりをすることがあります。
今回は、読者の方のご了解をいただいた上で、具体的なメールのやりとりについて書きます。
今回の記事がみなさんが私へ気軽に相談していただく呼び水になれば、うれしいです。
今回は、「はじめまして 教科の見方・考え方:読者との交流」です。
はじめまして:読者との交流
🟠はじめまして 読者との交流
<読者T・Yさんからのメール1>
はじめまして。T・Yと申します。
A小学校で、教務主任をしております。
今年度は初任者が2名おり、校内指導員を担当しております。
初任者の指導案指導のために、5年国語「言葉の意味が分かること」をネット検索しているうちに、こちらのブログにたどり着きました。
言葉の意味が分かること 教材分析048に進む(内部リンク)
内容が端的で分かりやすく、洗練されており、大変参考になりました。ありがとうございました。
初任者指導の資料も拝見しましたが、分量・内容ともにちょうどよく、とても使いやすい資料だと感じました。
ぜひ、校内初任者指導の際に活用させていただけないでしょうか?
小学校初任者研修資料に進む(内部リンク)
どうぞよろしくお願いいたします。
<わたし、鴫田からの返事メール1>
T・Yさま
ご連絡いただきありがとうございます。
このブログを開始してから1年以上が経つようになりました。
多い日には、1000人近くの人に何らかの記事を読んでいただけるようにもなり、とても喜んでいます。
校内で活用する際は、ご連絡いただくようにお願いしていますが、T・Yさまのようにきちんと活用のご連絡をいただいたのは、はじめでです。
もちろん、学校内の研修会などで活用していただけることはとても光栄なことです。
記事をお読みいただき、変更する方がいいところや、改良した方がいいところなどがありましたら、ご指摘いただけますとありがたいです。
また、初任者の方の感想なども時間がある時にいただけましたら、とてもうれしいです。
今回は、ていねいなご連絡をいただき、ありがとうございました。
<読者T・Yさんからのメール2>
こんにちは。
早々にお返事をいただき、ありがとうございます。
校内活用の許可申請第1号とのこと、なんだかとても嬉しく光栄です。
さて、私事ですが、教務主任となり3年目。
一生担任として授業をしていたかったので、担任がないこと、一部の教科以外の実践ができないことに、悶々とした日々を送っていました。
ですが、何らかの形で誰かのお役に立ちたい、一隅を照らせたらとの思いで、今できることをひとつひとつ行っています。
ブログを拝見して、心を動かされました。
ご退職なさっても、今まで得た知識や考え方を発信され、名も知らぬ人々に方向性を示されるお姿。
教師としての強い信念といいますか、本物の「教育」を実践されているのだなあと思いました。
襟を正す気持ちになりました。ありがとうございます。
私の専門は国語ではないのですが、国語の研究をする際の研究主任をしておりましたので、国語教育には自分なりの考えを稚拙ではありますがもっています。
筑波教育大学附属小学校の実践が好きで、筑波小の先生方の著作を拝読したり、研究発表会を拝見したりしております。
筑波大学附属小学校(2023年6月10日・11日)公開授業の申し込みのページに進む(外部リンク)
系統立った、奇をてらわない、地に足のついた実践が好きです。
鴫田先生の国語科教育のご実践の一部を拝見し、「これだ!」と思いました。
指導書ではぼかして書いてある部分が分かりやすく解説されており、本当に役立つ内容ですね。
貴重なご実践を無料で拝読できることに、心から感謝致します。
これからも、少しずつ読み進め、担任の先生方にお伝えすることを通して、子どもの笑顔につなげられるよう精進したいと思っています。
まずは、御礼まで申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
<わたし、鴫田からの返事メール2>
こんにちは。
メール楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。😄
学校の教員が不足していますので、学校に勤めた方がいいかもしれないなと思いつつ、ブログの方がたくさんの方の役に立つかもと思い、ブログの更新をしています。
おほめいただきとてもうれしいです。
私も教務主任や管理職をしていたことがありますが、やはり子どもと直に接する担任の方が好きです。
何か知りたいことがあればお伝えくだされば、記事にするようにしますね。
日々1つずつ更新することは楽しいのですが、何を書こうかと思うこともあります。😅
指導案なども送ってくだされば、私なりの代案をお示しすることもできます。
機会があれば、A小学校にも行き、先生方の授業も見てみたいです。
T・Yさまのこれからのご活躍を大いに楽しみにしています。そのご活躍のお役に少しでも私の書いたものが役に立てば、とてもうれしいです。🌈🦄
見方・考え方:読者との交流
<読者T・Yさんからのメール3>
こんにちは。お返事嬉しく拝読しました!ありがとうございます。
A校は特別支援学級2学級を含んで合計12学級の、小さな学校です。
みなさんとても素敵な先生方で熱心です。
しかし、教員の人数が少なく、一人で複数の校務分掌を抱え、かつ今年度はどの学年主任も新採さんや新任講師さんを抱え、身動きできないような印象です。
ベテラン層が次々と退職し、豊富な実践をもっている教員が減り、今まで当たり前のように自然に受け継がれてきたことが、改めて伝える機会をもたないと伝わらない厳しい状況です・・・。
ですから、鴫田先生のこうした発信は、とても有り難く、価値あるものです。
まずは自分が理解し、若手の先生方に発信させていただこうと思っています。
今、新採さんが頑張って公開授業の指導案を作っています。
5年生国語「言葉の意味が分かること」です。
初めて国語を教える先生に、どこまでを指導すべきか悩みながら指導案に朱書きを入れています。
どこまでを任せて考えさせ、どこからは教えるのか。児童の指導と同じですね・・・。
私はどうしても自分の指導観が前に出すぎてしまうきらいがあるなあと、反省しています。
来週には指導案が完成します。
鴫田先生のお言葉に甘えて、もしよろしければ、お時間のある時にご意見をお聞かせいただければ幸いです。
ここ最近考えていることは、各教科の「見方・考え方」についてです。
音楽科における「見方・考え方」は共通事項と重なる部分が大きいので捉えやすいのですが、他教科についてが不勉強で、正直理解できていません。
各教科の「見方・考え方」を明らかにし、根幹に据えて指導することが、学習を点で終わらせずにつないで線とし、本物の力を育むことにつながるのではと感じています。
各教科の「見方・考え方」についてのお考えを、いつか記事にしていただけたら嬉しいです。
お返事が嬉しくて長文になってしまい、大変失礼いたしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
<わたし、鴫田からの返事メール3>
お忙しいのに何回もメールいただきありがとうございます。
私も以前、全クラス単学級の学校に勤務したことがあります。
教職員が少ないとアットホームな反面、教職員一人一人の仕事量が多く、大変なのはよくわかります。
若手の教員の皆様に指導をするのはたいへんですよね。どこまで任せて、どこまで手を差し伸べて、どこまで指導すべきかよく悩みます。新任の先生がお二人いれば、個性も学年も違うでしょうから、対応を変える必要もあるかもしれませんしね。
個人的には、先輩教員の支援や助言が手厚くても何も悪いことはないように思います。
T・Y先生がおせっかいをやき過ぎてもいいように思います。
各教科の「見方・考え方」については、あまりよくわかっていませんが、今後いろいろ学んでわかったことを発信するようにしたいと思います。
さっとネットを検索してみると、齊藤一弥(高知県教育委員会事務局学力向上総括専門官)さんの書かれた『「見方・考え方」の理解とこれからの教科等の学びの在り方』という文章がとてもわかりやすかったです。
「見方・考え方」の理解とこれからの教科等の学びの在り方に進む(外部リンク)
他の文章なども読み、自分で理解した上で、自分なりの言葉で配信するようにしたいと思います。
指導案、また見せていただけたらうれしいです。
いつもは、国語中心に配信していますが、自分のわかる範囲で他の教科についても書く方がいいかもししれないと、昨日と今日は、社会と理科の授業の流し方について書いてみました。徐々に他の教科との関連についても視野を広げて配信できたらなと考えています。
基本的な指導の流れ 社会科の指導(1)(内部リンク)
理科の授業の流れ 理科の指導(1)(内部リンク)
<読者T・Yさんからのメール4>
こんにちは。
「見方・考え方」についての分かりやすい説明を探してお伝えいただき、ありがとうございました。
算数の図形についての説明を読んで、他教科での定義が少し分かった気がします。
今年度から全校研究会の指導案(算数)に「見方・考え方」を位置付けて行くので、大変参考になりました。
自分が理解できていないことを要求するのはよくないので、これからも情報を集めていこうと思います。
初任者への関わり方へのアドバイスも、ありがとうございました。
拝読して、スッと気持ちが楽になりました。
失礼な言い方かもしれませんが、鴫田先生というスーパーバイザーを得た気持ちです。
人生はご縁の積み重ねだと思っております。
今回のご縁に心から感謝しております。
どうぞこれからも鴫田先生のご負担にならない範囲で、ご教授をいただけますよう、宜しくお願いいたします。
今は電車の中です。
演劇を見に行ってきます!エネルギーチャージです。
鴫田先生もどうぞよい一日をお過ごしください。
<わたし、鴫田からの返事メール4>
演劇の観劇いいですね。
お休みは、充実させることが大切だと思います。
私は、あるギャラリーに絵を見に行きました。
知り合いの方が個展を開いていてそれを見に行きました。個展の作品を使った民話は、私が子ども用に作っている「よみもの」に載せています。
求女塚(もとめづか)① 兵庫民話に進む(外部リンク・よみもの)
求女塚(もとめづか)② 兵庫民話に進む(外部リンク・よみもの)
求女塚の今と昔に進む(外部リンク・よみもの)
時間があれば、お読みください。
「見方・考え方」の資料少し役に立ったみたいでよかったです。
スーパーバイザー扱いしていただきありがとうございます。できる限り、協力させていただきますね。
<まとめにかえて>
今回は、2023年5月13日(土)と14日(日)にやりとりしたメールの交流の様子を、載せさせていただきました。
みなさまも、日々の授業などを進める上で、わからないことがありましたら、遠慮しないで、メールをください。
すぐに解決策が提示できるわけではありませんが、私なりによく考えて返事を差しあげたいと思います。
もちろん、いただいたメールを全て、今回のように、ブログに掲載するわけではありません。今回のメールは、とても心温まる、素晴らしい内容でしたので、T・Yさんにお願いして載せさせていただいています。
⭐️ ⭐️
言葉の意味が分かること・指導計画:読者との交流に進む(内部リンク)
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