読み聞かせはとてもいいですよね。
子どもたちに読む力を育てる方法にはいろいろあります。
ここでは、「読み聞かせ」について書きます。
読み聞かせ
🟠読み聞かせ
<読み聞かせのよさ>
多くの家庭で、子どもを本好きにさせる方法として絵本などの読み聞かせをします。
子どもが幼い頃から、日常生活の中に「読み聞かせ」を取り入れている家庭は多いと思います。
子どもを寝かせる手段の1つとして、読み聞かせを取り入れている家庭もあると思います。
「読み聞かせ」は耳から行なう読書です。
読み手の語りによって、聞き手である子どもは、想像を膨らませることができます。
幼い子どもや自分で本を読むことが苦手な子どもでも、読み聞かせを通して、作品世界に入ることができます。
読み聞かせのよさの1つは、読み手の声のよさです。同じ絵本や児童書でも読み手によって、違う感じに聞こえます。読み手の声に導かれて、子どもはゆったりと心を開放することができます。
家庭で、母親や父親や保護者からの読み聞かせを、自分一人や、少数の兄弟姉妹と一緒に聞くことは子どもにとって、とても安心できる心温まる時間です。
子どもと親や保護者との信頼感を増すことにもつながります。
家庭で、同じ絵本の読み聞かせを繰り返し聞く中で、子どもは自然と内容を覚え、そのうち、自分で好きな絵本などを自分で読むことができるようになることもあります。
<小学校での読み聞かせ>
小学校では、担任の教員や読み聞かせをするボランティアなどから読み聞かせを聞く機会があります。
その場合、子どもは、たくさんの友だちと一緒に読み聞かせを聞くことになります。
子どもは、周りの友だちの息づかいや体温、うなずきや感嘆の言葉なども同時に感じたり聞いたりしながら読み聞かせを聞くことになります。
学校で、場と時間を共有しながら、たくさんの友だちと一緒に1つの作品の読み聞かせを聞くことで、違う席に座りながら、同じ作品世界に浸る体験は、とても貴重なものです。
楽しい絵本などの読み聞かせなどでは、笑い声やつぶやきが、自然に起こることもあります。
子どもは、自分が感じるのと、同時に起こる友だちの反応に、安心感をもつことがあるかもしれません。
自分が感じるのとは違う場面で起こる、自分とは違う反応に、みんなは自分とは違うことに感じるのだなと新たな発見をするかもしれません。
学校での読み聞かせでは、担任やボランティアが、読み聞かせの本を用意しますから、子どもは、普段自分では選ばないような本に巡り合う機会にもなります。
読み聞かせの後で、「この本、借りたい人いますか?」と聞くと、借りたいという子どもがいることも珍しくありません。
普段、読書に親しみのない子どもが、進んで本を手にする機会にもなることもあります。
<学校の読み聞かせでの配慮>
学校での読み聞かせでは、どのような場所で読み聞かせをするのかは、とても大切です。
図書室や特別教室などの、床に座れるような場所で行うのがいいと思います。
子どもがリラックスできるような場を作り、周りの邪魔にならないのであれば、少し寝ころんだり、もたれ合ったりしても、それが周りのじゃまにならければよいことにしてもいいかもしれません。(コロナウイルス感染症対策のために、配慮は必要かもしれませんが)
教室で行う場合でも、机を後ろに下げ、椅子だけを前に出して、子どもが本を見やすい位置に移動するのも大切だと思います。
出だしは、聞き手が話の場に入り込む第一歩になります。
どういう状況の話なのか、登場人物はだれなのか、聞きながら思い浮かべることができる間を十分に取り、ゆっくり、はっきりと読むことが大切です。
読み聞かせと映像との違いは、間を読み手が取れることです。子どもの反応を感じ取りながら話を進めることも大切です。
読み聞かせは、普通、1冊の本のページをめくりながら読んでいきます。
声の大きさも大切です。あまり大きくない方がいいでしょう。
聞き取りやすい声で、一番後ろの子どもたちのもう少し後ろまで届くぐらいの大きさ声にします。
場面の状況に応じてテンポを変えるの工夫も大切かもしれません。
パソコンの操作ができる人は、絵本などの絵をスキャナーなどで読み取ることもおすすめです。
学級に設置されている大型テレビなどに絵を映しながら読み聞かせすると、子どもは絵がよく見えるので、より集中して聞きやすいかもしれません。
<絵本などの紹介をしているブログ>
ブログの中には、よい絵本の紹介をしたり、絵本を見聞きした子どもの反応を紹介したりしているブログがあります。
絵本の読み聞かせの感想を日々、記録しているブログがあります。「女の子の絵本の思い出」というブログです。ママの目線と子どもの目線それぞれで解説されています。
女の子の絵本の思い出に進む(外部リンク)
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