自然災害の落雷から子どもを守る方法を知りたいです。
世の中には、様々な災害があります。
災害には、人による災害、自然災害などがあります。
今回は、自然災害の中の「落雷から子どもを守る」ことについて書きます。
落雷から子どもを守る
🟠自然災害の増加
ニュースによりますと、2022年10月から火災保険の掛け金があがるそうです。
理由としては、台風や豪雨などの自然災害による保険金支払いの急増があります。
その上、雷や竜巻、突風などで家に被害が出て、一部の火災保険では、そのような場合でも補償対象になっているために、今まで通りの掛け金では、まかなえなくなってきているからです。
学校では、危険の未然防止に向けて、学校安全の取り組みが大切だとされています。
学校安全の3領域である①生活安全(防犯を含む)、②交通安全、③災害安全に総合的に取り組むことが大切だとされています。
災害安全について、火災や地震などについては、毎年計画的に避難訓練を実施し、子ども自身に防災に対する意識を高めることができるようになってきていると思います。
しかし、最近は、雷が多く発生するだけでなく、竜巻などの突風が吹き、事故が起こっています。
運動会や遠足、社会見学などで、屋外や野外で活動することの多い学校においては、教職員が雷や突風に対する警戒を日頃から心がけておくのは大切なことです。
子どもだけで登下校を行うことの多い日本では、子ども自身にも、落雷や突風など自然の怖さを知らせ、危険を予期・回避することの大切さを知らせておくことが必要です。
<雷の発生の理由>
落雷のメカニズムは、最新の科学でも完全に解明されていません。入道雲との言われる積乱雲や厚い黒雲が広がる場合、それらの雲は、雷雲に変化する可能性があります。
約10分程度で急成長し、45分程度でなくなります。
4~7kmの背丈のものが、時速5~40kmで高速移動します。
このようなことから、落雷が、いつ、どこで起こるかは予測不可能だそうです。
雲の中では、小さい雨の粒や大きい雨の粒、小さい氷の粒や大きな氷の粒が激しくぶつかっています。
激しくぶつかり合う時に、電気が生まれます。雲の下の部分に正(+)の電荷、雲の上の部分に負(-)の電荷が集まり、電圧が10億ボルトぐらいになると、地表と反応して、雷雲から電気が流れ出します。それが落雷の簡単な仕組みだそうです。
<落雷の予防の仕方>
落雷がありそうな気象条件のときは、気象台から落雷注意報があります。
落雷注意報が出た場合は、外に遊びに行かずに、家や学校の校舎内で遊ぶようにするとよいそうです。
雷が発生しそうな時は、屋内にいる時は、出ないことが大切です。室内と同じように車の中も安全なようです。
危険なのは、野外にいるときに、ぴかっと雷の光が見えたときです。
広い運動場や屋外プールなどは、落雷する危険性があります。すぐに体を低くしたり、プールから出たりすることが必要です。できるだけはやくその場から離れ、屋内に逃げることが大切です。
また、雷は、細くて高いものや先のとがったものによく落ちます。
傘などの金属でできたものは危険なので、体から外す必要があります。
4~30mの木や電柱などの近くでは、高さと同じ範囲の中にいると比較的安全です。
ただし、木や電柱を雷が直撃することもありますので、木や電柱から4m以上離れておく必要があります。
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