収支を知る③ NISAを知る 休暇中の過ごし方(11)

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つばさ
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NISAについて知りたいです。

 夏季休業は、子どもと違って、教員にとっては、休日ではありません。勤務の必要な日です。しかし、授業のある普段の日に比べると、授業がありませんので、時間的なゆとりがあります。

 そこで、今回も、普段の授業のある時は、できにくいことで、休業中に行うとよいと思われる事柄を書きます。

 今回は、「収支を知る② NISAを知る休暇中の過ごし方(11)」です。

収支を知る③ NISAを知る:休暇中の過ごし方(11)

🟠収支を知る:NISAを知る

<NISAを知る>

 NISAというのは、ニーサと読み、正式には、少額投資非課税制度と言います。

 日本において、金融商品の取引を活性化するために設けられた制度で、株式証券や投資信託における売却益や配当への税率を、一定の制限のもとで、非課税にする制度です。

 株式証券や投資信託をしたことのない人にとって、やりやすい制度です。

 一般的に、株式証券や投資信託を取引して売却益や配当金が出た場合、20%程度の税金を徴収されます。

 しかし、NISAでは、正式名称にもある通り、一般的に課税される税金が免除されます。

 現在、NISAには、3つの種類があります。

 1つめは、「つみたてNISA」です。この制度では、年間40万円を限度に、投資信託などを毎月一定額積み立てる形で、運営する制度です。この制度の非課税期間は、20年間です。今のところ、

 2つめは、「一般NISA」です。この制度では、年間120万円を限度に、一般の株式証券や投資信託を購入することができます。この制度の非課税期間は、5年間です。

 3つめは、「ジュニアNISA」です。この制度は、年間80万円を限度に、18才未満の子どもを持つ親を対象に、一般の株式証券や投資信託を購入することができます。この制度の非課税期間は5年間です。

 ただ、2つめと3つめの制度は、2023年までで終わることになっています。

 そして、2024年からは次の4つめの制度が始まることになっています。

 その4つめは、「新しいNISA」です。この制度は、1つめの「つみたてNISA」と「一般NISA」を組み合わせたような制度です。年間20万円分のつみたてNISAと、年間102万円分を限度に、一般の株式証券や投資信託を購入することができます。

<NISAを購入する方法>

 NISAを購入するためには、銀行か証券会社で金融口座を開設する必要があります。

 おすすめの金融口座は、ネット証券のSBI証券か楽天証券です。

 スマートフォンとマイナンバーカードがあれば、すぐに開設することができます。

 おすすめの金融商品は、全米か全世界を対象にした投資信託かETF(上場投資信託)です。

 年間40万円まで購入することができますので、初めて、金融商品を購入する場合は、月々3万円程度の投資信託かFTEを定期購入するのがよいと思います。

 ただ、株式証券や投資信託は、出資金の元本保証はされません

 適正な方法で運用すると儲かることもありますが、元のお金よりも減ることがあります。

 ですから、あくまで自分の判断で、購入するかどうかを決める必要があります。

 しっかりと、金融商品について学び、購入することが大切です。

<分散、長期、積立>

 よく言われている金融資産の運用方法は、「分散、長期、積立」です。

 全米か全世界を対象にした投資信託やETF(上場投資信託)を購入すると、分散することができます。

 つみたてNISAを購入すると、20年間という長期間に渡り運用することになります。

 つみたてNISAは、文字通り、積立です。

 つみたてNISAのよさは、長期間に渡り、毎月金融商品を買うことで、ドルトコ平均法という方法を活用できるからです。

 ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける方法です。

 この手法で金融商品を購入し続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。

 金融商品の価格は、日々変動します。しかし、つみたてNISAで、毎月、決まった日に買うことにすると、たとえ、金融商品の価値が下がっても、同じ金額で、その月の金融商品をたくさん買うことができます。

 たとえ、一時的に、金融商品が暴落し、価値が半減したとしても、すぐに売らずに、長期間に渡り持ち続けると、20年後には、出した資金よりもたくさんの資産が残る可能性が高いです。

 NISAについて簡単に漫画で紹介している動画があります。ぜひ、ご覧ください。

マンガでわかる!《NISA》と《つみたてNISA》とは? 〜投資初心者にオススメ! 2つの違いと特徴をかんたん解説!〜【漫画動画】に進む外部リンク


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 なお、収支やお金に関係する話題について書かれた次のページもお読みください。

収支を知る① 支出を知るに進む内部リンク

収支を知る③ NISAを知るに進む内部リンク

収支を知る④ イデコを知るに進む内部リンク

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