本を探すことって楽しいですよね。
夏季休業中は、時間的なゆとりがあります。
そこで、今回も、普段はしにくいことで、休業中に行うとよいと思われる事柄を書きます。
今回は、「楽しむ⑦ 本を探す:休暇中の過ごし方(29)」です。
楽しむ⑦ 本を探す:休暇中の過ごし方(29)
🟠楽しむ:本を探すことを楽しむ
<読書のよさ>
教員の中には、読書が趣味という方も多いのではないでしょうか。
教育書を読んだり、実用書を読んだりすることはとても有益です。
絵本や児童文学や文学を読むこともとても有益です。
読書のよさはたくさんあります。
1つめは、知らないことを知ることができることです。
世の中には、自分の知らない新しい知見や考えや経験やイメージをもつ人がいて、その人が本を通していろいろなことを教えてくれます。
私たちが知っていることは、世の中の理や考えや意見などのほんの一部で、読書をすることを通して、知ることや感じることができます。
2つめは、自分のペースで読むことができることです。
文字として書かれたものは、多くの場合、消えることがありません。
本として存在していれば、手にして自分のペースで読むことができます。
飽きれば、途中でやめることもできますし、素早く読むことも、ゆっくり読むことも自由です。
3つめは、人生を楽しめることです。
読むことで、新しい世界が広がります。
人々が何を大切にして生きているのかを知ることができます。
自分も何を大切にしていけばいいのかのヒントを得ることができます。
人生を楽しむことができます。
この世の中は、素晴らしいこと、生きる価値のあることなどを知ることができます。
<本の探し方>
本を探す方法もいろいろあります。
最新版の本も、最近は、書籍として出版されるだけでなく、ネット上で電子データーとして発表されたりします。
日々、新しい本や文章は、次から次から出てきます。
それらの本を探す方法は、今大きく変わりつつあります。
本を探す方法もいろいろあります。
1つめの、一般的な方法は、本屋さんで本を探す方法です。
本屋さんには、本当にたくさんの本があります。
大きな本屋さんはもちろん、たとえ小さな本屋さんでも、その本屋さんにある本を全て読むことは、困難なくらいたくさんの本があります。
しかし、その本の中で、自分に合う、自分が読むべき本はあまり多くないのかもしれません。
兎に角、自分に合う本を手にしてみることです。
2つめの、最近一般的になってきた方法は、ネットなどで本を探すことです。
ネットのよさは、たくさんあります。
まず、本が場所をとらないことです。
iPadなどのタブレットがあれば、その中に何千冊の本を入れることができます。
何十冊もの本を、タブレットの重さ持ち運ぶことができます。
Amazonが運営しているKindle Unlimitedなどを利用すると、登録されている本であれば、定額で、気に入った本を読むことができます。
検索機能を使えば、自分の気に入りそうな本を簡単に探すことができます。
3つめの方法は、図書館に行くことです。
図書館は、本をジャンルで分けて並べてくれています。
図書館も無料で、本を貸してくれます。
図書館にいる図書館司書さんなどに相談すると、自分の知りたいことを教えてくれますし、どの本に自分の知りたいことの答えが書いているかまで教えてくれます。
涼しい空間でゆっくり、本を探し、読むことができます。
4つめの方法は、古書店に行き、本を探すことです。
東京には、神保町というところに、古書店がたくさん並んだ集まったところがあります。
古書店には、絶版なった本や昔の古書がたくさん売っています。
最近の本も、本屋さんに比べて安価で手に入れることができます。
中には、定価に比べて驚くほど効果になっているものもありますし、この世に1冊しかない珍しい本もあります。
本を見ているだけで、楽しい時間を過ごすことができます。
<私の場合>
旅行のついでに、2022年の夏は、東京の神保町の古書店街で本を探す時間を過ごしました。
定価700円の「筋肉に関する本」を210円で手に入れることができました。
歩き疲れて入った、本を読んだり買ったりできるカフェ兼用の本屋さんで、「読む力・聴く力」という本を見つけました。(河合隼雄・立花隆・谷川俊太郎さん著・岩波現代文庫・2015年)
こちらは、定価で買いました。
この本の中に、立花隆さんの次のような文章がありました。
ヒマがあると、大きな本屋に行って、立ち読みで読んだ。日曜になると、午前中から夕方まで立ち読みをつづけた。追い出されると、街をひとまわりしてまた戻って読んだ。腹ペコに耐えられなくなってから家に帰った。
大学に入ってからは、古本屋まわりをして、安い本を買いあさった。都内の古書店案内図を入試して、しらみつぶしに古書店をまわった。(中略)
気になるのは、生涯あと何冊本を読めるかということだ。
本を読むことにかけては、かなり習練をつんでいるつもりだが、それでも、絶対持ち時間の落ち込みが急だから、もうそんなに読めないはずだ。あせりが強い。
立花隆 生涯何冊本を読めるか
あなたなりの本の探し方で、好きな本を探して、楽しんでください。
⭐️ ⭐️
なお、他の楽しむことについては、次のページをお読みください。
楽しむ① 趣味に進む(内部リンク)
楽しむ② 絵本に進む(内部リンク)
楽しむ③ 児童文学に進む(内部リンク)
楽しむ④ 絵画に進む(内部リンク)
楽しむ⑤ 旅行・帰省に進む(内部リンク)
楽しむ⑥ 音楽に進む(内部リンク)
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