放送大学について知りたいです。
夏季休業は、子どもと違って、教員にとっては、休日ではありません。勤務の必要な日です。しかし、授業のある普段の日に比べると、授業がありませんので、時間的なゆとりがあります。
そこで、今回も、普段の授業のある時は、できにくいことで、休業中に行うとよいと思われる事柄を書きます。
今回は、「学ぶ④ 放送大学視聴:休暇中の過ごし方(14)」です。
学ぶ④ 放送大学視聴:休暇中の過ごし方(14)
🟠学ぶ:放送大学視聴
<放送大学とは?>
放送大学という大学があります。
現在、全国で約8万5千人の学生が、学位の取得やキャリアアップ、生涯学習と様々な目的を持って学ぶ放送大で学んでいるそうです。
単位を取得したり、大学の学位を取得するためには、きちんと入学費を納めて入学したり、学費を納めて履修申請をしたりすることが必要です。
しかし、ただ、放送を視聴するだけでは、無料です。
現在、BSで、テレビでの放送が次の2番組(BS231ch、BS232ch)、ラジオでの放送が1番組(BS531ch)放送されています。
放送大学は、基本的には、年間を2つに分けて講座を開講しています。
半年間で、45分の授業を15回視聴し、1つの単位を取得するようになっています。
講座には、テキストも用意されています。放送の視聴とあわせて、テキストを読むことで、講座の内容を理解することになっています。テキストがある方がより理解しやすいと思いますが、講座を視聴するだけでも十分理解できるように作られています。
<放送大学のコース>
放送大学は、教養学部教養学科の1つですが、次の6つのコースがあります。
○ 生活と福祉コース:衣食住・家族・健康・福祉など生活にかかわる諸問題への理解を深める
○ 心理と教育コース:持続可能な社会の実現に向けて、発達の支援と教育に必要な基本的知識および考え方を習得する
○ 社会と産業コース:変動する社会と産業の基本的なしくみを理解し、持続可能でゆたかな社会を生きるための知識と技術を身につける
○ 人間と文化コース:人間の思想・文学・芸術のありかたなどの理解を深めるとともに、現代文明と地域文化・社会について、その特質と発展の歴史を探る
○ 情報コース:情報化社会の中で生活する者にとって欠くことのできない、情報のありかた、情報技術に関する概念と知識を習得する
○ 自然と環境コース:人間活動と自然との関わり合いを認識することで、持続可能な未来に向けた実践と判断の能力を養う
<教育に関係する科目>
教育に関係する科目には、次のようなものがあります。
○現代教育入門(‘21)
○教育・学校心理学(’20)
○カリキュラムと学習過程(’16)
○道徳教育論(’21)
○知的障害教育総論(’20)
○学校リスク論(’22)
○SDGsと教育(’22)
○臨床心理学概論(’20)
○子どもの人権をどうまもるのか(’21)
○小学校プログラミング教育概論(’21)
ここに挙げたのは、ほんの一例ですので、他に教育に関係する科目はたくさんあります。
<実際に視聴してみる>
現在、放送大学では、基本的には、週に1回ずつ開講されている講座を、毎日1つずつ15日に渡り連続放送したり、1日に3つずつ連続で放送して、5日間で完結するようにしたりしています。
例えば、次の講座が、開講されます。
「教育・学校心理学」(BS232)2022年秋毎週月曜日: 17:15〜18:00
「遠隔学習のためのパソコン活用」(BS231)2022年秋毎週火曜日: 23:15~24:00
「道徳教育の理念と実践」(BS531)2022年秋毎週火曜日: 9:45~10:30
ラジオでの放送は、テレビでは録音できませんが、テレビのBS231、BS232で放送されている番組は、録画できる機器を持っている場合は、録画ができますので、後から視聴することも可能です。
<放送大学に入学する>
夏休みに、視聴してみて、自分の役に立つようであれば、10月1日から後期が始まりますので、実際に入学するのもよいかもしれません。
現役の教員であり、きちんと単位を取得すれば、自分の取得している教員免許状に合わせて、次の表に出てくるような免許状を取得したり、司書教諭の資格を得たりすることも可能です。
詳しくは、放送大学のホームページを見てください。
放送大学のホームページに進む(外部リンク)
なお、同じように放送で視聴できるものにNHK for schoolがあります。
NHK for school 情報教育に進む(内部リンク)
学ぶことに関する他のページもあわせて見てください。
学ぶ① 指導案を読むに進む(内部リンク)
学ぶ② 研修会等に参加するに進む(内部リンク)
学ぶ③ 研究紀要を読むに進む(内部リンク)
学ぶ⑤ 戦争に進む(内部リンク)
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