朝の仕事についてです。
朝の仕事
校門に向かうと、そこには、校長先生と、地域にお住まいの小林さんがいました。
校長先生と小林さんに
「おはようございます。」
と声をかけました。
地域の人や保護者の方に会っても、なかなかきちんとお話しすることができません。
相手は気にされていないのでしょうが、なんとなく気恥ずかしい気になります。
どうしても口先でもごもご話す、という感じになってしまいます。
子どもたちには、きちんとあいさつしましょうと、注意するのですが、自分自身はなかなかきちんとできないことがあります。
ご苦労様です、お疲れ様です、ありがとうございます。
「おはようございます」以外に、感謝や労いの言葉を付け加えたいと思うのですが、うまくいきません。
学生時代、バイト先で、「ご苦労様です」というと、叱られたことがあります。
「ご苦労様」というのは、年下や目下の人が、年上や目上の人に使う言葉ではないそうです。
「ご苦労様」という労いの言葉は、年長者や目上の人が、年少者や目下の人に使う言葉であって、年下のぼくが使うのは、失礼にあたるそうです。
ネット検索で調べてみると、「ご苦労様です」よりも、「お疲れ様です」の方が、年少者が年長者に使っていい言葉として載っていました。
でも、「お疲れ様です」というのも、なんとなくしっくりきません。
頭の中で、「ご苦労様」「お疲れ様」どっちが使っていい言葉だったかな、と考えている間に、その言葉を使う感じでなくなってしまうことがよくあります。
迷って言葉が出ないときは、「ありがとうございます」という言葉を使うようにしています。
「ありがとうございます」という感謝の言葉は、年齢に関係なく使える言葉だと思います。
教室でも、できるだけ子どもたちに、「ありがとう」「ありがとうございます」という言葉を使うようにしています。
朝のあいさつをお手伝いいただいている小林さんは、主任児童委員だそうです。
民生委員、児童委員、主任児童委員
ACジャパンの広告で、中学生が3人ぐらい「学級委員」「体育委員」「美化委員」と紹介された後、「隣の家の父さん、民生委員」という歌が流れるコマーシャルを見たことがあります。
主任児童委員というのは、民生委員に似た働きを地域でしてくださっている方だそうです。
民生委員というのは、地域住民が安心して安全に暮らすことができるために働いてくださっている人たちのことです。地域の相談に気軽に対応してくださるそうです。主に大人の相談だけでなく、子どもの相談にも対応してくださるそうなので、正式名称は、「民生委員・児童委員」と2つを兼務されているそうです。
特に、子育ての相談などを専門にする人たちは、「主任児童委員」と呼ばれるそうです。
小林さんは、元々PTAの役員をされていた方です。自分のお子さんが小学校を卒業してからも、こうして長年、本校の子どもの朝の見守り活動をされています。
ぼくたち教員は、月に1回程度、正門に立ち、子どもたちに朝のあいさつをしますが、小林さんは、毎朝学校に来て、校長先生と一緒に子どもたちにあいさつをしつつ、見守り活動を手伝ってくださっています。
本当にありがたいなあと、思います。
民生委員や児童委員、主任児童委員のみなさんは、どこかから給料が出ているわけではなく、ボランティアとして活動されているそうです。
今日は、これぐらいにします。
(続く)
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