新任教員翼くんの日々(019)1学期末の日々

新任教員翼くんの日々
つばさ
つばさ

1学期も残り少なくなりました。

 翼です。

通知表の作成

 7月になると、忙しい日々に拍車がかかります。

 夏休みまで残り少ない日々の中で、することが多いからです。

 この時期の一代イベントといえば、通知表を作ることです。

 通知表には、様々なことを記入していく必要があります。

 まずは、各教科の成績です。通知表のつけ方は基本的に学校毎に決まっています。

 もっと詳しく書くと「通知表」がない学校もあります。

 文部科学省の「学習評価に関する法令等の規定、資料等」というページには、「通知表」について、次のように書かれています。

 児童生徒の学習状況について保護者に対して伝えるもの。 

 法令上の規定や、様式に関して国として例示したものはない。

学習評価に関する法令等の規定、資料等

 つまり、通知表は、各学校で校長の考えの元で、保護者に向けて出されるものです。

学習評価に関する法令等の規定、資料等に進む外部リンク

 本校では、通知表の付け方について、教務主任から文章がでます。

 日々の単元テストなどを使ってどのように成績をつけるのか、その基準が書かれています。

 本校では、道徳を除いた各教科を高学年は5段階、低・中学年は3段階で評定します。

 1年生の1学期の通知表だけは、特別版で、学習内容が書かれ、それが「できている」と「もう少し」のどちらかに○をするようになっています。

 平均が何点以上取るとこの評価といった基準ではないのですが、少し複雑です。

 それぞれの教科には、教科毎の観点が決められています。

 例えば、算数の評価項目は、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つです。

 それを、学年の指導内容に合わせて次のように決めています。

 4年生算数では、次のようになっています。

・小数や分数、図形の面積を求めたり、表やグラフに表したりできる。(知識・技能

・数量や図形の性質について考える力、解決にあたり多面的にとらえる力がある。(思考・判断・表現

・数学的にとらえ、粘り強く考え、数学のよさに気づく態度がある。(主体的に学習に取り組む態度

 この3つの観点毎に3段階で評定します。A・B・Cの3つです。

 Aが3個の場合は、評定が3になります。Aが2個の場合は、評定は3か2になります。Aが1つしかない場合は、Aの評定はつきません。

 他の子どもと比べて成績や通知表をつけるわけではありませんが、隣のクラスともある程度、評価を3にする子どもの数を揃えておく必要があります。

 また、自分なりにどのような基準で評価したのか明確にしておかないと、学期末に行われる保護者との懇談会の時に、説明できません。

 多くの保護者は、それほど、通知表の内容について細かく聞いてこられませんが、中には、細かく聞いてこられる方もいます。

 通知表では、生活の様子と道徳の学習の様子について所見を書く必要もあります。

 先輩の先生に聞くと以前は、所見を手書きで書くのが普通だったそうですが、最近は、パソコンで入力し、紙に印刷して、通知表用のファイルに綴じて子どもに渡しますので、少しましになったのかもしれません。

 しかし、初見は前もって、管理職の先生に見せて、点検してもらう必要があります。

いじめのアンケートの処理

 この時期は、いろいろなアンケートを取る必要もあります。

 アンケートのひとつは、学期に1回している「いじめアンケート」です。

 教育委員会の方から基本的なアンケートの形式が出され、それを子どもに配って、いじめを受けたことがないか、いじめを見たことがないか質問します。

 最近は、子ども自身が、自分はいじめを受けていると感じている場合は、いじめと認定します。しかし、いじめとけんかやもめごととの線引きがなかなかはっきりしないことがあるというのも事実です。

いじめから子どもを守る:安全教育⑭に進む内部リンク

 子どもがいじめを受けたとアンケートに書いている場合は、個別に聞き取りをします。

 明らかないじめ事案の場合は、学年主任や管理職などに報告して対応をしますが、「いじめ」と「子ども同士のもめごとやけんか」との線引きがはっきりしないというのは、とても悩ましいことです。

 確かに、子どもによっては、いじめのために、学校に来れなくなる場合もありますので、いじめに対する対応はきちんとする必要があります。

 しかし、子どもが学校に来たくない理由として、いじめられていないのに、「いじられた」という言葉を使う場合が全くないわけではありません。

 最近、是枝裕和さんの作った「怪物」という映画を見ました。子どもの身に起こった出来事を保護者、教師、子ども自身の3つの視点から見た映画ですが、同じ出来事でも、見る人には自分の視点しかありませんので、ある出来事が起こった理由や解釈が全く違ってきます。

 いじめも当然、いじめられた子どもの視点から、事実を見て解決していく必要がありますが、私たち教員は、いじめが起こったその場所にいないことが多いので、子どもの話を十分に聞き取れているのか自信があるわけではありません。

 できるだけ、子どもの身に起こったいやな出来事は、夏休みの前に解決しておきたいなと思います。

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