新任教員翼くんの日々(013)卒業に向けて

新任教員翼くんの日々
つばさ
つばさ

3月になると、卒業関係の行事が増えます。

 翼です。

 3月になると、多くの学校では、卒業に向けて様々な行事があります。

6年生を送る会

 行事のひとつは、6年生を送る会です。

 学校の規模などによっては、2部制などになることもありますが、多くの場合は、すべての学年の子どもが体育館に集まります。

 1年生から5年生の子どもが先に体育館に集まり、6年生の子どもを拍手で迎えます。

 感受性の高い6年生の中には、この段階で、うっすらと涙目になる子どももいます。

 みんなが集まったあとは、各学年が6年生に向けて、お祝いの言葉や演奏などを行います。

 歌を歌ったり、リコーダーの演奏をしたり、お祝いの言葉を6年生に送ります。

 最後に、6年生が感謝の演奏や言葉を在校生に送ります。

 学校によっては、1年生から5年生が寄せ書きした色紙などを6年生にプレゼントすることもあります。

 下級生の子どもは、6年生のことが、とても好きなことが多いです。 

 理由は、簡単です。6年生が本当によく下級生の面倒をみるからです。自分の本当の兄弟や姉妹でもないのに、下級生の子どもの世話を進んでする子どもはたくさんいます。

 このような姿を見ていると、小学校が6年間あるのも、とても意味のあることだと思います。

 年下の自分たちのために、いろいろな親切なことをしてくれることを、多くの下級生の子どもは、体感していますので、6年生を送る会の練習に熱心に取り組むことも多いです。

 6年生が喜んでくれたことを喜ぶ子どもの姿を見て、子どもは本当に純粋だなと感じることも多いです。

卒業式とマスク

 3月になると、最大の行事である卒業式に向けた練習も本格化します。

 小学校には、様々な学校行事がありますが、その中でも、卒業式が一番大切な行事だと考えている先生も多いと思います。

 学校によって少し違うのかもしれませんが、多くの小学校では、卒業式は、厳粛に行われるものです。

 かなりの時間をかけて練習をし、厳かに、整然と執り行われます。

 しかし、コロナウイルス感染症が流行したおかげで、ここ数年の卒業式は、保護者の数に制限を設けたり、地域の方の参加をご遠慮いただいたりすることもありましたので、以前に比べると、少し短時間で行われることも増えました。

 コロナウイルスが子どもにはあまり感染しないことや、感染しても重篤化しにくいことなどもあって、今年の卒業式は、少し例年に近い形で実施できるようになってきています。

 学校によって違うのですが、卒業式では、卒業生全体による呼びかけをしたり、卒業生一人一人の卒業に向けた言葉があったりします。

 ここ数年は、卒業式に在校生が参加することもできませんでした。

 卒業式にマスクをするかどうかということは、学校関係者にとっては頭の痛い問題です。

 世界の多くの国々では、マスクをしている人はあまり見かけなくなってきています。

 しかし、日本では、まだまだマスクをしている人が大半です。

 厚生労働省では、「屋外では、人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合や、 距離が確保できなくても、会話をほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要はありません。」としています。

屋外・屋内でのマスク着用についてに進む外部リンク

 しかし、多くの人は、たとえ人との距離が2メートル以上確保できたり、ほとんど会話しなくてもマスクをしています。

 学校でもまだまだマスクをするのは普通です。

 卒業式を行なった高等学校などのニュースを見ていても、卒業生がマスクを外して式に参加している学校もあれば、マスクをしたまま式に参加している学校もあります。

 小学校では、学校により卒業式の方法もいろいろです。

 舞台の上で、一人一人の卒業生が学校長から卒業証書を受け取る学校もあります。

 個人的には、今年のような感染状況では、壇上に上がった段階でマスクを取り、卒業証書を受け取った後、保護者席に向けて振り返るときに、マスクのない顔を見せるようにするといいのではないかと思います。

 できるだけ、早くコロナウィルス感染症が沈静化して、マスクがない学校生活になることを望みますが、その日は、まだまだ先のような気もします。

(続く)

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