新任教員翼くんの日々(010)放課後の子ども

新任教員翼くんの日々
つばさ
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金曜日の子どもはたいへんです。

 こんにちは、翼です。

 今日は、授業が終わった後の子どもの様子について書きます。

金曜日の放課後

 子どもたちの金曜日の放課後は、けっこうたいへんです。

 いろいろなものを持って帰らないといけないからです。

 ランドセル、体操服、給食着、上靴などいろいろあります。

 普段の日でも、子どもたちは重いランドセルを毎朝持ってきて、帰りには同じように重いランドセルを持って帰ります。給食用のランチョンマットやコップなどは、衛生的なことも考えて、毎日持ち帰ることになっています。

 体育の時間は、だいたい週に3回あるので、週の最初にある体育の日に持ってきて、週の最後にある体育の日に持って帰ります。金曜日に体育のある学級では、その分の荷物も増えることになります。

 給食着については、学校が所有していて、子どもたちに貸し出し、金曜日になるとその週に給食当番であった子どもが持ち帰って、洗濯して持って来る学校と、全ての子どもが自分の給食着を持っている学校があります。

 最近は、全ての子どもが自分の給食着を持っているようにしている学校が多いみたいです。

 ですから、当然、そうなると、金曜日に、全ての子どもが給食着を持ち帰ることになります。

 2足制といって、教室で上履きを履くことになっている学校もあります。

 そのような学校では、月曜日に上靴を持ってきて、金曜日に持って帰ることになります。

 靴箱は、教室から離れたところにあるところにあることが多いので、金曜日の放課後になると、学級担任もそれなりにたいへんです。

 教室で、給食着などの持ち忘れがないか確かめる必要があります。

 教室で、子どもたちとさよならをした後、上靴が置いてあるところまでついていって、子どもがきちんと上靴を持ち帰るように声をかけます。

 私の勤務している学校では、教室で子どもと別れることになっているので、わざわざ靴箱までついていく担任は少数です。

 子どもについていかない学級では、数名分、上靴の忘れ物があります。

 きちんと上靴を上靴用の袋に入れて、それを体操服などの入っている手袋などに入れて持ち帰る子どもが大半ですが、中には、上靴を手に持ったまま帰る子どもや、そのまま上靴を手袋に入れて帰る子どももいます。

放課後の子どもの居場所

 学校の授業が終わると、そのまま家に帰る子どももいますが、中には、学校の中にある教室などの施設に行く子どももいます。

 最近は、共働きの家庭も多く、放課後の子どもの安全を考えて、自治体が放課後に過ごせる場所を用意しているのです。

 自治体によって、放課後子供教室、放課後キッズルーム、児童いきいき放課後事業、放課後キッズクラブなど様々な名称があるみたいです。

 運営の仕方も様々です。基本的には、学校の教職員ではないこれらの運営団体の職員の方々が子どもの面倒を見てくださいます。

 宿題をしたり、運動場や体育館で遊んだり、本を読んだりすることができます。

 参加費も様々みたいです。

 何かあった時のために保険代だけを支払えば、無料で希望者が全員が参加できる場合もあります。月々いくらかの参加費を徴収する場合もあります。参加ができる学年が決まっている場合もあります。抽選で参加できるかどうかを決める自治体もあるみたいです。

 個人的には、このような放課後の子どもの安全を見守る事業に、希望者は全員参加でき、その費用は無料であればいいなあと思います。

 日本は、本当に子どもの教育に家庭からの支出がたくさん必要だなと思います。

 ただ、自治体によっては、このような事業を、学校が休みの土曜日にも実施して、共働きの家庭などの役に立っていることもあります。

 日本は広いので、自治体のサービスは、住んでいるところにより随分違いがあるみたいです。

校庭開放や居残り

 放課後の校庭開放や居残りなども学校により様々です。

 授業が終われば、運営団体がしている放課後事業などに参加しない場合は、すぐに帰ることになっている学校もあります。

 放課後は、4時や5時など決まった時間まで、自由に、教室にいたり、運動場で遊んでよいことになったりしている学校もあります。

 放課後の時間、学級担任が、補習のために子どもを残して勉強を見ることに関しても、学校によりルールは様々です。

 職員会議や研修会があるときは、当然子どもを残すことはできませんが、下校の時間まで自由に子どもを残して勉強を見ることができる学校もあります。

 管理職に伝えて、保護者の了解をとっておけば、下校時間を過ぎてからでも、ある程度の時間までは、子どもを残して補習をしたり、宿題をしてこない子どもに宿題をさせたりできることもあります。

 私は、会議などのない日は、できるだけ放課後も子どもと過ごすようにしています。

(つづく)

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