検索する② 近隣校のHP 休暇中の過ごし方(16)

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他校のホームページを見ると何がいいんですか?

 夏季休業中は、時間的なゆとりがあります。

 そこで、今回も、普段はしにくいことで、休業中に行うとよいと思われる事柄を書きます。

 今回は、「検索する② 近隣校のHP:休暇中の過ごし方(16)」です。

検索する② 近隣校のHP:休暇中の過ごし方(16)

🟠休暇中の過ごし方(16)検索する② 近隣校のHP

<近隣校>

 小学校は、中学校区よりも狭く、いくつかの小学校の児童が、1つの中学校に進学する場合があります。

 同じ中学校に子どもが通うわけですから、日頃から交流がある場合が多いです。

 小中連携の際には、一緒に共通の目標を設定したり、教員同士で交流会をもったりする場合もあります。

 ただ、小学校は、それぞれ異なった教育目標や教育文化をもっていますから、全く同じということはありません。

 隣の学校なので、片方の小学校には、標準服があり、もう片方の小学校には、標準服がないということがあります。

 隣の学校なのに、片方の小学校は、集団登校をしていて、もう片方の小学校は、集団登校をしないで、基本的には個人で登校していることもあります。

 小学校は、同じ学習指導要領を元に、同じ教科書を使って教育活動をしていても、学校により、教育文化や教職員の雰囲気には違うところもあります。

 私自身、教員をしていた時に、転勤をすると、学校行事の違いや、子どもへの指導の違い、職員室の使い方の違いなどにしばらく戸惑うということがよくありました。

 学校によって、管理職の考え方や雰囲気も違いますし、教職員間の仲のよさや協力の度合いも微妙に変わってきます。

 それぞれの小学校毎に、その小学校独自のよさも多いのですが、それと同じように、改善するとよいところもあります。

<近隣校のホームページを見る>

 近隣校のホームページを見たことはありますか?

 自分の学校のホームページと比べて見てみると、その違いはたくさんあります。

 基本的なホームページの設定を教育委員会が作成することがあります。

 基本的な構成は似ていますが、内容は全く違うことが多いです。

 一度、近隣校のホームページを見てみることをお勧めします。

 まず、googleなどの検索サイトで、検索欄に近隣校の名前を打ち込み、近くにある学校のホームページを出してみましょう。

 ホームページを開けると、ヘッダー(header)と呼ばれる、最も上部に位置するエリアパーツが出てきます。

 ヘッダーには、学校名とメニューバーが並んでいることが多いでしょう。

 メニューバーには、学校概要、お知らせ、日々の記録、アクセスなどの欄が並んでいると思います。

 自分の学校の「学校概要」と近隣校の「学校概要」を比べてみると、いろいろな違いに気づくと思います。

 ここには、「校長先生のあいさつ」「学校紹介」「教育目標」「学校の沿革」などが載っています。

 ここをじっくり読んでみて、それぞれの学校が対外的にどのような教育をしようと考えているのかを知ることができます。

 時々、残念なことに、「学校紹介」や「教育目標」などに昨年や一昨年の数字がそのまま残っていることがあります。

 小学校は、本当にどこもいろいろな仕事に追われ、忙しいんだなと思います。

<日々の学習・日々の活動欄を見る>

 ホームページの大半は、日々の学習を知らせる記事です。

 自分たちで更新することもあるので、自分の学校のホームページを見ることはあるかもしれませんが、近隣校の日々の学習を知らせる記事を見ることはあまりないと思います。

 各校とも、忙しい学校生活の中で、更新されていますので、時間があるときに、どのように工夫されているのか、自分の学校の配信の仕方と比べながら、読んでみるのも楽しいものです。

 まず、写真を見てみましょう。

 学校によって、写真の大きさが、随分違うと思います。

 個人情報保護の観点から子どもの写真は、後ろから撮ったものや、正面の場合は遠景の写真にしたり、モザイクをかけたりしているものが多いと思います。

 最近はほとんど見かけませんが、以前は子どもの顔が明確にわかるものが掲載されていたことがありました。個人情報の保護の観点からも大丈夫かなと心配した記憶があります。

 客観的にみて、様子がよくわかる写真になっているかどうかは大切なことですが、個人の特定に繋がりかねない写真の取り扱いには、くれぐれも注意してほしいと思います。

 ホームページの熱心な読者である多くの保護者は、写真をさっと見ることが多いように思います。

 どのような写真を使うかは、その学校のセンスが表れるところだと思います。

 次に、記事の内容をみてみましょう。

 詳しく内容が書かれている場合もあるでしょうし、写真のキャプチャー(簡単な説明)だけという場合もあるでしょう。読んでみて、字の大きさや読みやすさ、説明のわかりやすさ、文末が揃っているかなど、少し客観的に見てみることも大切だと思います。

 この書き方上手なので取り入れたいなと思うところや、改善した方がいいなという思うところが見つかれば、2学期からの自分の学校のホームページを作成する際の参考にするとよいと思います。

<学校から配付された文章を読む>

 学校によっては、「学校だより」「学年だより」「特別支援学級だより」「日本語指導だより」「保健室だより」「給食だより」など日々保護者に配付された文書をホームページに載せていることもあります。

 どのような内容を配信しているのかを知り、いいなと思うことは、自分の学校のホームページでも取り入れるとよいと思います。

 学校によっては、「全国学力・学習状況調査」や「全国体力・運動能力、運動習慣調査」の結果を載せている場合もあります。自分の学校の実態と近隣校の実態をそれらのデータから比べてみて、なぜその違いが生まれるのかを考えてみることは、意味のあることだと思います。

<日本にある様々な小学校のホームページを読む>

 日本には、様々なところに小学校があります。規模も、環境も全く違います。

 最近、旅行は、以前ほど頻繁に行きにくい状況にあります。でも、ホームページで、日本のいろいろなところを訪れることは簡単にできます。

 旅行の代わりに、日本の各地にある小学校のホームページを見てみるのも、楽しいと思います。

 検索することに関する他のページもあわせて見てください。

検索する① 自校のHPに進む内部リンク

検索する③ 中学校のHPに進む内部リンク

検索する④ 所属教育委員会に進む内部リンク

検索する⑤ 他県教育委員会に進む内部リンク

検索する⑥ 文部科学省に進む内部リンク

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