読む力を育てる① 多文種の短い文章をたくさん読む

指導方法
つばさ
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読む力を育てる方法を知りたいです。

 子どもたちに読む力を育てる方法にはいろいろあります。

 ここでは、読む力を育てる方法の1つについて書きます。

 1つの方法は、多文種の短い文章をたくさん読む習慣をつけることです。

いろいろな文種の短い文章をたくさん読む

🟠読む力を育てる目的

 学校で、子どもたちに、読む力を育てる究極の目的は、大人になっても、読むことや読書が習慣になり、自分や社会にとって必要な情報を取り入れたり、自分自身で楽しんだりして、いつまでも成長し続けることができる人間を育てることです。

 小学校で、読む力を育てるのは、主に、国語の授業を通してということになりますが、読む活動は、全ての教科、領域の学習で必要な能力です。

 また、日々の学校や家庭などで行う読書や、新聞、雑誌、SNSなどを読むことでも培うことができます。

 活字中毒という言葉があるように、一度読むことが習慣化されれば、読むこと自身が楽しく、なくてはならないものになります。

🟠子どもを取り巻く状況

 現在は、子どもたちの周りには、本だけでなく、ゲームやテレビ、SNS、YouTube、スポーツ、運動、音楽、アイドル、ファッション、漫画、学習、ものづくり、プログラミング、将棋、囲碁、いろいろな遊び、料理、お菓子など熱中できるものはたくさんあります。

 子どもたちが何かに熱中できることは、とてもいいことですので、熱中する対象が、読書や読むことに限定する必要があるとは思いません。

 しかし、読書や読むことは、知識を広げたり、視野を広げたりすることもできますし、考える力を育てることもできます。

🟠読書と学力の関係

 読書と学力には、関係がありそうです。

 ただ、この関係は、どちらが原因で、どちらが結果なのかは、よく吟味する必要があります。

 たくさん読書する子どもは、学力が高い傾向があります。

 ただ、学力が高い子どもが、たくさん読書する傾向があるだけなのかもしれません。

 学力の高い子どもの家庭は、収入が高く、本をたくさん買い与えることができたり、時間にゆとりがあるので、図書室などに気軽に連れて行くことができたりするのかもしれません。

🟠学校で読む力を育てること

 学校において、子どもたちに読む力を育てるのは、教員にとって、全ての子どもが対象です。

 日々、楽しく有意義な国語の授業を行うことで、読むことに対する態度や関心や知識や技術などを育み、読むことの楽しさや読むことで情報を取り入れることができるよさを身につけさせることができたらいいなあと思います。

 家庭の状況に関わらず、学校という共通の場で、全ての子どもに読む力を育てたいと思います。

🟠いろいろな文種の短い文章を読む機会を与えること

 1つの方法は、いろいろな文種の短い文章を読む機会を与えることだと思います。

 そう考えた私は、教員をしているときに、A4の紙1枚にまとまるような簡単な文章を自作し、毎日子どもたちに配付していました。

 子どもが興味をもちそうな話題をいろいろと探し、読んだ子どもが、初めて知るような知識を1つ以上入れえるように心がけて、自作しました。

 漢字の苦手な子どもでもさっと読めるように、全ての漢字には、読みがな(ルビ)をつけるようにしました。

 その時は、紙に印刷をしていましたので、文字しか載せるスペースしかありませんでした。

🟠ブログ「よみもの」

 現在、私は、この「教育よもやま情報」というブログと同時に、子ども向けの「よみもの」というブロブを作って配信しています。

 そこでも、同じように、日々、様々な話題を考えて配信しています。

 紙という媒体ではなく、ネット配信という媒体の特性を活かして、できるだけイラストや写真を取り入れ、文字以外の情報からも読むことの楽しさを得られるように工夫しています。

 最近は、多くの学校で、子どもにパソコンやタブレットを与え、そのような機器を学校でも、家庭でも活用できるようにする機会が増えています。

 可能であれば、朝の10分間読書や図書の時間などを通して、「よみもの」を活用していただけたら嬉しいです。

 また、学校だよりや学級通信などを通して、「よみもの」の情報を家庭に発信していただき、読書や読むことの習慣を子どもに育てる一助にしていただけたら嬉しいです。

よみものに進む外部リンク

⭐️ ⭐️

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