学年通信や学級通信の作成について知りたいです。
学校では、保護者に向けて学年通信・学級通信を作成することがあります。
今回は、「学年通信・学級通信の作成」について書きます。
学年通信・学級通信の作成
🟠学年通信・学級通信の作成
<学年通信>
多くの小学校では、月に1回程度、保護者向けに学年通信を出します。
多くの小学校で、月に1回程度、学年通信を出すことは、ほぼ必須の仕事内容になっています。
学年通信は、学年だよりという名称であったり、「なかよし」「なんきんはぜ」などの固有の名前を付けたりすることもあります。
学年通信は、それぞれの学期のはじめや月末などに出すことが多いです。
内容としては、次のようなことが書かれています。
・主な学習の予定
・主な学校行事の予定
・諸連絡など
主な学習の予定としては、教科毎に、主な学習の内容や単元などについて知らせることが多いです。
主な学校行事の予定としては、健康診断、遠足や社会見学、学習参観などの学校行事や学年の予定などについて知らせることが多いです。
諸連絡としては、必要な持ち物などについて知らせることが多いです。
季節や月によって、子どもの服装や準備物などが変化しますので、それらについて大まかな連絡をすることになります。
多くの学年通信は、その学年にいる担任が交代で執筆することが多いです。
書く際の注意点としては、学年会などで、前もって、書く内容について打ち合わせをしておくことが大切です。
子どもを通して保護者に配付する前に、学年の教員、管理職などに内容の点検を受ける必要があります。
基本的には、読み手は、子どもというよりも、保護者になりますので、保護者に向けて丁寧な表現で書く必要があります。
紙面に余裕がある場合は、その学年の子どもの実態や子どもの成長の様子などについても書くようにすると、保護者にとっては、読みごたえのある内容になるかもしれません。
学校によっては、学校のホームページに掲載し、学校行事をスマートフォンやパソコンなどでも見ることができるように配慮している学校もあります。
<学級通信>
学級通信は、学級だよりという名称であったり、「たんぽぽ」「仲間」などの固有の名前を付けたりすることもあります。
学年通信を毎月出すことは多くの小学校で一般的ですが、学級通信を出すかどうかは、担任の学級通信を出したいかどうかという意思や意欲に左右されることが多いです。
担任によっては、毎日、学年通信を出している教員もいます。学級通信をまったく出さない教員もいます。
小学校の現場は、とても忙しいので、学級通信をまったく出さないからといって、保護者から苦情が出ることはあまりないと思います。
学級通信の内容としては、日々の学習の様子や子どもの様子、子どもの成長などについて書かれることが一般的です。
学級通信を書くためには、当たり前のことですが、書く内容が必要です。
日々の子どもの様子をしっかり見つめ、必要な記録を取る習慣がないと、日々学級通信を出すことはむずかしいです。
しかし、忙しい日々の中でも、その気になれば、毎日学級通信を出すことはそれほど難しいことではありません。
日々の授業に関して、指導者としての意図、授業の内容、子どもの反応など授業を中心に書くこともできます。
その学年の子どもの成長の様子や実態などについて、教育書などから得た知見を保護者に知らせることもできます。
子どもや保護者の了解をとった上で、子どもの作文などの作品を載せることもできます。
ただ、子どもの作品などを載せる場合は、一部のよくできた子どもの作品だけを掲載するのではなく、全ての子どもの作品を載せるような配慮は必要です。
学級通信を出す場合は、管理職や学年の他の教員に学年通信を出したいという思いを伝え、許可を得る必要があります。
教員の中には、自分のクラスだけ学級通信を出すのは、スタンドプレーだとして嫌う同僚がまったくいないわけではありません。
学級通信についてもできたものは、配付する前に管理職の点検を受けて、誤字や脱字などの点検を受けてから出すようにした方がよいです。
このブログを読んでくださっている人の中には、私が毎日ブログを更新していることに気づいている方がいるかもしれません。
私が毎日ブログを更新できているのは、新任の頃から毎日学級通信を出す習慣があったからです。
続けることはたいへんですが、その気があれば、子どもの様子を通して、毎日何か記事は見つかるものです。
関係する内容については、次のページもあわせて読んでください。
新人教員翼くんの日々(005)ホウレンソウに進む(内部リンク)
学級通信を通して、子どものよさや成長を綴ることで、保護者から信頼を得ることもできると思います。
その他の初任者研修資料の一覧表は、次のページにあります。
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