物語文の指導の仕方(8)4時間めの指導

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物語文の4時間めの指導の仕方について知りたいです。

 物語文の指導の仕方について書いています。

 ここでは、次のことを書きます。

 物語文の4時間目の指導の仕方

物語文の4時間めの指導の仕方

🟠4時間目の指導内容と学習目標

 光村図書の3年生の教材「三年とうげ」の指導計画をもとに、1時間のごとの学習計画を考えています。

 4時間めは、次のような計画でした。

○ 世界の民話を読む。

 この時間の学習目標は、「楽しんで読書をすることができるようにする」ことです。

🟠学習活動と指導の留意点

1. 学習のめあてを確認します

「紹介したい民話を探しながら、たくさんの民話を読もう。」

 日付、教材名、学習のめあてをノートに写すように習慣化するようにします。

 本を読んだら、「読書ノート」などに本の名前、ページ数などを記録するようにします。

2. 民話を読みます。

 時間がある限り、何冊も読むようにします。

 子どもには、自分が紹介したい本が決まったら、本の名前を指導者に伝えるように伝えます。

 紹介したい本が決まらない場合は、指導者が、子どもに、どんな本を紹介したいか聞き、よさそうな本を紹介するようにします。

3.学習のまとめをします。

 読書した感想を書くようにします。

🟠図書の時間との関係

 この4時間めについては、他の学年と重ならないようにするために、週1回1時間ずつ学校で割り当てている「図書の時間」と一致するとよいのでしょうが、なかなかそううまくいかないと思います。

 時間割では週に1回図書の時間が設定されていますが、必ずしも週に1回、必ず「図書の時間」を設けなければならないわけではありません。

「図書の時間」は、社会科や総合の時間などの調べ学習の時間にしてもいいのです。

 ただ、子どもは本が好きですし、自由読書によって、読書の習慣化がはかられることも多いわけですから、週に1回の図書の時間は大切にしてほしいです。

 しかし、時間数が限られている高学年などでは、週に1時間、図書の時間をとっていますと、教科書の学習が終わらないことも考えられます。

 この単元は、東京書籍の指導計画では、6時間の計画でしたから、世界の民話を読む時間は1時間にしていますが、もっとたくさんとってもいいと思います。

図書の時間」に、自由読書だけでなく、今回のように「世界の民話を読もう」「昔話を読もう」「動物のお話を読もう」「あまんきみこさんの本を読もう」などとテーマを決めた読書の時間を設けてもよいと思います。

🟠公立図書館との関係

 近くの公立図書館などで、前もって民話の本を借りておきますと、「図書の時間」に限らず、学級内で、読書の時間を設定することができます。

 この単元が始まる前後から、公立図書館で借りた民話の本をたくさん用意しておきますと、国語の時間に限らず、朝の読書の時間などでも本を読むことができます。

 国語の学力を、国語の時間に、授業を通して、子どもたちに身につけさせることは、指導者として大切なことです。

 しかし、それだけでは、十分とは言えません。

 子どもが、読書を通して、国語の力を自分で伸ばすことはよく知られたことです。

 子どもの読書量と学力には、相関関係があります。

🟠略案について

 毎回書いていますが、簡単な略案を指導前に作っておくとよいと思います。

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