こんにちは、翼です。
翼です。
この時期の子どもたちは、とてもたいへんです。
まもなく運動会があるからです。
運動会の練習
私の勤務している学校では、今年の運動会は、10月2日の日曜日に予定されています。
いつもは、体育の時間は、週に3回あるのが普通なんですが、この時期はいろいろな練習をするために、ほぼ毎日運動会の練習が計画されています。
それぞれの教科の時間は、年間で決まっているのですが、この時期は、そんなことも言ってられません。
でも、「徒競走(かけっこ)」の練習などは、ほとんどできません。
とはいえ、子どもが困らないように、並び方の練習は何回もします。
本当は、「リレー」のバトンの渡し方の練習などもきちんとした方がいいのでしょうが、なかなか時間がとれません。
リレーの並び方の練習は何回もしますが、本当はきちんと教えた方がいいと思うことは、きちんと教える時間がとれません。
本当は、バトンゾーンのことや、走者の順番によって、次の走者の待つ位置が変わること、先にバトンをもらった子がいたら、どんどん内側に移動した方がいいことなども教えたいのですが、なかなかきちんと教えられないまま、運動会の本番をむかえることが多いです。
多くの時間をとるのは、団体競技と団体演技の時間です。
今年受け持っている子どもの団体競技は、「台風の目」という競技です。
4、5人の子どもが1本の長い棒を持ち、コーンの周りを周りを回ってかえってくる競技です。途中に2つのコーンが置いてあって、そのコーンを一回転することになっています。
コーンを回るたびに、中心になる子どもが変わるルールになっているので、子どもたちの協力が必要な競技です。
見ていても楽しいし、子どもたちも競技をしていて楽しそうです。
帰ってきた子どものうち、両端の2人だけが棒を持って、残っている子どもの足元に棒を動かし、最後まで行くと、今度は、座っている子どもの頭の上を棒を持って先頭まで戻ってきて、次の子どもたちに、バトン代わりの棒を渡します。
待っている子どもも何回も跳んだり座ったりしないといけないので、最後まで気が抜けません。
なかなか考えられた競技だなと感心します。
私が子どもの頃にもあったように思いますし、これからもずっと長い間続いていく団体競技のように思います。
でも、何よりたいへんなのは、「団体演技」の練習です。
今年も夏季休業中に開催された講習会に参加して、ダンスの振り付けを覚えてきました。
最近は、高校生や大学生の時にダンスを踊っていた経験のある先生も多くて、そのような先生の中には、最近の流行歌をもとに、子どもができそうな振り付けを自分で考えて、教えている先生もいます。
でも、多くの先生はダンスの経験なんてありませんから、夏季休業中に開催されているダンス講習会に参加して、ダンスを覚えてきて、それを子どもたちに教えます。
これがなかなかたいへんです。
子どもは、本当にいろいろな子どもがいます。
子どもの中には、ダンスを習っている子どももいます。そのような子どもたちは、教える私たち教員よりも、上手に踊る子どももいますし、1回教えただけで振り付けをさっと覚えます。
でも、大部分の子どもは、ダンスの経験などありませんから、なかなか覚えるのがたいへんです。
その上、見栄えをよくするために、背の順で並びます。一番先頭の子どもは、低学年なんかの場合は、同じ年齢の子どもの中で、後半に生まれた子どもも多いです。
低学年の子どもによっては、生まれた日が、数か月あることで、理解力や運動能力に差があることも珍しくありません。
2月や3月に生まれた子どもの中には、4月や5月に生まれた子どもに比べて、体格差や運動能力に差がある子どもたちがいますし、背が小さいというだけで、踊りの先頭になることも多いのです。
練習で、先生が前で踊っている間は、先生の動きを見ながら動いているのでいいのですが、運動会が近づき、子どもたちだけで踊るようになると、途端にきちんと覚えていない子どもが誰かわかります。
先頭なので、誰かの動きを見て踊ることもできません。
先頭で踊っている小さな子どもの中にも、きれっきれっの動きをしている子どももいますので、個性でしかないのですが、低学年の場合は不利になることもあります。
20歳や30歳になると、数か月の差なんて、関係ありませんし、遅く生まれた方が、誕生日が来るのが遅いので、同級生の中でも、いつまでも若い年齢でいられていいなあと思うこともあります。
でも、小学生の場合、数か月の差はとても大きいこともあり得ます。
多くの子どもにとって運動会や運動会の練習はたいへん楽しいものです。
でも、運動が苦手な子どもにとっては、運動会の練習はたいへんだろうなと思います。
いよいよ明後日は、運動会です。
明日は、土曜日で休日なので、今日の午後は、高学年の子どもと教職員で運動会の準備です。
雨は困りますが、雲のないかんかん照りも困ります。
日差し避け用のテントも設置しますが、青空があって、雲が太陽を隠して、ほどよい風が吹くといいなあと思います。
いずれにしろ、よい天気になって、子どもたちが楽しめる、楽しい運動会になるといいなと思います。
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