新任教員翼くんの日々(018)初夏の日々

新任教員翼くんの日々
つばさ
つばさ

だんだん暑い日が増えてきました。

 翼です。

初夏の日々

 ゴールデンウィークが終わると、少し憂鬱になることがあります。

 それは、これから夏休みまで祝日がないことです。

 毎月のように、祝日はあるのですが、6月と12月には祝日がありません。

 12月は、冬休みや年末の休みがありますので、祝日がなくてもあまり気になりません。

 でも、これから、だんだん暑い日が続きますが、土曜日、日曜日以外に休みがないというのは少しきついです。

 こんな時、欧米の人たちは、上手に年休を使って休むのでしょうが、周りに勤勉な人が多い日本の学校現場では、病気にでもならない限り、なかなか休むことなんてできません。

 管理職や先輩の教員が率先して、平日に交代で休むという選択をしてくだされば、気軽に休めていいのでしょうが、日本では、今だに、皆勤はすばらしいことだという風潮があります。

 さすがに学校で皆勤賞を出している学校はもうほとんどないでしょうが、休まないということは、とてもすばらしいことだという風潮は続いているように思います。

 ただ、私が今勤務している学校の教頭先生は、「体調が悪い時は無理しないで休むようにした方がいいですよ」、とおっしゃってくださいます。

 無理して出勤して、数日休むことになるくらいなら、体調がすぐれない時には、さっと休むことを勧めてくださいます。

 とても優しい考え方で、救われます。

 でも、教頭先生が休むことや時休を取ることも見たことがないので、優しい言葉だけでなく、進んで休んでくださるといいのになあ、と思います。

学校での人間関係

 とはいえ、私の勤務する学校の管理職は、比較的穏やかで優しいのでとても救われています。

 声かけも良くしてくださいますし、ちょっとした相談に対してもきちんと話を聞いてくださいます。

 教員になっている友だちの学校では、少しパワハラ気味の管理職や職場の上司がいて困っていることもあるみたいです。

 仕事を始めてみて感じることは、仕事の悩みの多くは、人間関係にあるなあということです。

 学校には、子どもたち、保護者、指導教官の先生、同学年の先生、他の学年の同僚の先生、管理職の先生、保健室の先生、栄養教諭の先生、事務員さん、学校の管理をしてくださっている方、給食を作ってくださっている方、地域の方々などたくさんの人がいます。

 みなさんとても優しいので、なんとかなっていますが、全ての人と同じ価値観ということでもないということもよくわかります。

 まず、子どもたちの個性が本当に多様です。休み時間になると、寄ってきて色々な話をしてくれる子どももいます。

 先日、家庭訪問のとき、家にあがらせていただいた時に、お茶は飲ませてもらったのですが、出されたケーキには手を出さないようにしました。すると、次の日、「お母さん、せっかく先生に食べてもらおうと思っていいケーキを買ってきたのになあ」と怒っていたよ、と話してくれる子どもがいて、学校では、家庭訪問で出されてものには手をつけてはいけない、という指導を受けていたんだけど、食べた方が良かったのかなと思うこともあります。

 なかなか、人の価値観はいろいろあるので、どこまできまりを守るかということは、本当にむずかしいなあと思います。

 例えば、教職員同士でも、お中元やお歳暮のやり取りはしてはいけないという話が管理職からありますが、授業参観の後などにケーキやお菓子を教頭先生は出してくださいますし、教務主任の先生は、どこかに出張に行った後、近くにある100円ケーキショップで、学校に残っている教職員の人数を確認する電話をかけてきてくれて、ケーキを買ってきてくださることもあります。

 確かに、学校現場、教職員同士のもののやり取りはいけないのでしょうが、ちょっとしたプレゼントや心遣いが、人間関係を潤滑にすることがあるというのも事実です。

 人との付き合いをどうするのかは、なかなか正解がなくて困ることもあります。

 周りの教職員の先生方には、いつもお世話になっていますので、ついつい、「すいません」という言葉を使いがちになりますが、どのようにして感謝を伝えるといいのかな、と思うこともあります。言葉使いとしては「すみません」の方が正しいみたいですが…。

 感謝しているので、「ありがとうございます」が正解なのかもしれません。そういえば、本校の教頭先生は、よく「ありがとうございます」という言葉を使っておられるように思います。

熱中症に気をつけること

 日々、暑い日が続くので、これからは、体育の授業の際に、あまり無理をさせないようにしてください、という話が職員会議で、養護教諭の先生からありました。

 5月は熱中症になることが多いそうです。急に気温が上がりますが、それに体がついてこれないこともあるそうです。

 ですから、急激な運動をしないことや、適当に休憩をはさむこと、休憩は日陰に入るようにすることや、必要に応じて水分補給をするようにしたほうがよいとの指導もありました。

 私が子どもの頃は、体育の授業中に水分を補給するなんて考えられなかったのですが、十分な配慮をすることが必要なようです。

 子どもが運動中に熱中症になったり、救急車で運ばれたりすることを考えると、体育の進め方を考えるということも大切なことのようです。

熱中症から子どもを守る :安全教育⑩に進む内部リンク

 これから暑いが続きますが、自分自身でも体調に気をつけて、おいしいものをたくさん食べて、しっかり睡眠時間をとって、乗り切りたいなあ、と思います。

(続く)

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