物語文の4時間めの指導の仕方について知りたいです。
物語文の指導の仕方について書いています。
ここでは、次のことを書きます。
物語文の4時間目の指導の仕方
物語文の4時間めの指導の仕方
🟠4時間目の指導内容と学習目標
光村図書の3年生の教材「三年とうげ」の指導計画をもとに、1時間のごとの学習計画を考えています。
4時間めは、次のような計画でした。
○ 世界の民話を読む。
この時間の学習目標は、「楽しんで読書をすることができるようにする」ことです。
🟠学習活動と指導の留意点
1. 学習のめあてを確認します。
「紹介したい民話を探しながら、たくさんの民話を読もう。」
日付、教材名、学習のめあてをノートに写すように習慣化するようにします。
本を読んだら、「読書ノート」などに本の名前、ページ数などを記録するようにします。
2. 民話を読みます。
時間がある限り、何冊も読むようにします。
子どもには、自分が紹介したい本が決まったら、本の名前を指導者に伝えるように伝えます。
紹介したい本が決まらない場合は、指導者が、子どもに、どんな本を紹介したいか聞き、よさそうな本を紹介するようにします。
3.学習のまとめをします。
読書した感想を書くようにします。
🟠図書の時間との関係
この4時間めについては、他の学年と重ならないようにするために、週1回1時間ずつ学校で割り当てている「図書の時間」と一致するとよいのでしょうが、なかなかそううまくいかないと思います。
時間割では週に1回図書の時間が設定されていますが、必ずしも週に1回、必ず「図書の時間」を設けなければならないわけではありません。
「図書の時間」は、社会科や総合の時間などの調べ学習の時間にしてもいいのです。
ただ、子どもは本が好きですし、自由読書によって、読書の習慣化がはかられることも多いわけですから、週に1回の図書の時間は大切にしてほしいです。
しかし、時間数が限られている高学年などでは、週に1時間、図書の時間をとっていますと、教科書の学習が終わらないことも考えられます。
この単元は、東京書籍の指導計画では、6時間の計画でしたから、世界の民話を読む時間は1時間にしていますが、もっとたくさんとってもいいと思います。
「図書の時間」に、自由読書だけでなく、今回のように「世界の民話を読もう」「昔話を読もう」「動物のお話を読もう」「あまんきみこさんの本を読もう」などとテーマを決めた読書の時間を設けてもよいと思います。
🟠公立図書館との関係
近くの公立図書館などで、前もって民話の本を借りておきますと、「図書の時間」に限らず、学級内で、読書の時間を設定することができます。
この単元が始まる前後から、公立図書館で借りた民話の本をたくさん用意しておきますと、国語の時間に限らず、朝の読書の時間などでも本を読むことができます。
国語の学力を、国語の時間に、授業を通して、子どもたちに身につけさせることは、指導者として大切なことです。
しかし、それだけでは、十分とは言えません。
子どもが、読書を通して、国語の力を自分で伸ばすことはよく知られたことです。
子どもの読書量と学力には、相関関係があります。
🟠略案について
毎回書いていますが、簡単な略案を指導前に作っておくとよいと思います。
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