学校特有のマナーもありますね。
子どもには、さまざまなことをマナーとして教えたいと思います。
多くのマナーは、家庭で親や保護者が子どもに教えるのが一般的です。
しかし、時には、学校で教えた方がよいこともあります。
今回は、「持ち物:学校のマナー」について書きます。
持ち物:学校のマナー
🟠持ち物:学校のマナー
<学校のきまり>
学校には、たくさんのきまりがあります。
多くのきまりは、子どもの安全や子どもの自身のことを考えて作られていますが、時には、教師や保護者などの大人が子どもを上手にコントロールしたり、管理したりするために作られているきまりもあります。
最近は、学校の決めたきまりが厳しすぎると、批判されることもあります。
なぜ、そのきまりがあるのかを考えることは大切だと思います。
しかし、きまりはいろいろな意味でとても大切です。
きまりがないと、みんなが自由気ままに振る舞い、収拾がつかないことも起こりえます。
例えば、時間を守るというきまりや、チャイムが鳴ると席に座るというきまりがあります。
学校は、多くの人が一緒に学習をしていますので、このきまりを守らないと、みんなが困ることになります。
ですから、このきまりは守ることにした方がいいでしょう。しかし、時々、このきまりを守らな人がいます。それは、授業の終わりのチャイムを守らない先生です。
授業終了のチャイムが鳴っても平気で授業を続ける先生がいます。
子どもたちにチャイムの合図を守ってほしければ、先生自身が授業終了のチャイムを守ることは大切だと思います。
<持ち物>
「学校の学習に関係のないものは持ってこない」というきまりは、多くの学校で取り入れられているきまりです。
私もこのきまりは、大切だし、守った方がいいと思います。
高価なものを持ってきて壊れたりすると、困るからです。
自分で壊すのならまだましですが、他の人が触っていて壊してしまうといろいろとたいへんです。担任の教師は、両方の保護者に連絡をして説明をする必要があります。弁償をする必要がある場合などでは、話し合いの場を設定する必要も出てきます。
<きまりとマナーの違い>
きまりは、ぜひしてほしいことです。
マナーは、人と人との関わりの中で、それぞれの場面に応じて、行って当然とされている行儀や作法のことです。
マナーは、きまりほど強い拘束力をもつものではありませんが、できればした方がよい事柄です。
<かさの取り扱い>
低学年の子どもの中には、雨が好きな子どもがいます。
そのような子どもの中には、かさをふりまわす子どもがいます。
あまり周りのことに意識が向いていないからです。
かさをくるくる回して、他の人に水滴がかかることに気づいていないこともあります。
できれば、かさはふりまわさないことを教えたいと思います。
また、学校入った後は、かさの水滴を他の人にかからない場所で落として、かさの留め具でかさをまとめることを教えてほしいです。
最近は、大人の中にもきちんとかさを扱えない人がいます。
かさのマナー違反の筆頭にあげられているのは、かさの「横持ち」です。 名前の通り、傘の持ち手の部分を使わないで、胴体のほぼ真ん中あたりをつかむ持ち方です。 傘が水平状態になるので、周りで歩いている人は当たりそうになって危険です。でもそのようなことに気づかない大人もたくさんいます。
小学校で、かさの扱い方をしっかり身につけた人は、このような人に迷惑をかけるようなかさの持ち方をする大人にはならないように思いますが、いかがでしょうか。
かさの扱い方 学校のマナー⑪に進む(内部リンク)
<マットやすのこの扱い>
学校によっては、登下校の下ぐつと教室内の上ぐつをはきかえる2足制にしているところもあります。そのような場所には、靴箱の前などの靴をはきかえる場所に、マットやすのこが置かれていることがあります。
一般的なマナーでは、このようなマットやすのこの上を、上ぐつであがることは許されますが、下ぐつで上がったり踏んだりすることはマナー違反です。しかし、このことを知らない子どももたくさんいます。
家庭では、マットやすのこを使うことはほとんどありません。ですから、家庭で、マットやすのこの使い方を教えることはむずかしいと思います。
また、2足制の学校で、もし上ぐつを忘れたらどうしたらいいのでしょうか?
やさしい担任の先生の場合は、子ども用のスリッパを用意している人がいるかもしれません。でも、スリッパでは、非常の際に走れないので危険です。靴をはかないままで教室に入ってしまうと、教室に落ちている押しピンなどを踏んで足を怪我してしまうかもしれません。
多くの場合は、先生に許可を得て、下ぐつの後ろをぞうきんで拭いて、そのまま下ぐつで教室に入るというのがよいように思いますが、絶対にこうしなければいけないというきまりがあるわけではありません。
このような不測の事態に陥っても、自分の頭で考えて、行動できる子どもになってほしいと思います。
<トイレのスリッパ>
多くの学校では、トイレは、備え付けのスリッパに、はきかえてトイレに入ることになっています。
トイレに入った後のスリッパを、次の人のために、向きをきちんとかえて、そろえて置くことができるということもマナーの1つです。
悲しいことに、多くの学校では、このことがきちんとできない子どもがたくさんいます。
次に入る人のことを考えて、向きを変えて、スリッパをそろえることができる子どもに育てることは、とても大切なことのように思います。
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あいさつ 学校のマナー①に進む(内部リンク)
名前の呼び方 学校のマナー③に進む(内部リンク)
記名 学校のマナー④に進む(内部リンク)
整った筆箱 学校のマナー⑤に進む(内部リンク)
教科書 学校のマナー⑥に進む(内部リンク)
紙の折り方 学校のマナー⑦に進む(内部リンク)
声の大きさ 学校のマナー⑧に進む(内部リンク)
鉛筆の持ち方 学校のマナー⑨に進む(内部リンク)
敬語の使い方 学校のマナー⑩に進む(内部リンク)
学習の約束事を作るに進む(内部リンク)
授業の約束事に進む(内部リンク)
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