あいさつ 学校のマナー①

学校のマナー
つばさ
つばさ

子どもにマナーを教えることは大切ですよね。

 子どもには、さまざまなことをマナーとして教えたいと思います。

 多くのマナーは、家庭で親や保護者が子どもに教えるのが一般的です。

 しかし、時には、学校で教えた方がよいこともあります。

 今回は、「あいさつ:学校のマナー」について書きます。

あいさつ:マナー教育

🟠あいさつ:マナー教育

<マナーとは>

 マナーとは、何でしょうか?

 マナーとは、人と人との関わりの中で、それぞれの場面に応じて、行って当然とされている行儀や作法のことです。

 マナーは、自分しかいない時でも、誰か他の人がいない時でも、守ることが望ましい価値観でもあります。

 多くのマナーは、国や民族、文化、時代、宗教などのさまざまな習慣によって形式が異なることが多く、ある国では、問題のないことが、他の国では、マナー違反になることも決して不思議なことではありません。

 例えば、日本では、食事の時に、ご飯を食べるお碗を持ち上げたり、みそ汁を飲む食器に口をつけたりして食べることが一般的です。日本人は、そのことをマナー違反と思わないのですが、世界の多くの国では、お椀をお皿を持ち上げたり、口につけたりすることは重大なマナー違反になります。

 多くのマナーは、国や場所や場面などによって違ってくるのですが、学校という空間の中でもいくつのかのマナーがあります。

 これらのマナーは決して必ず守らなければいけないことではありませんが、守った方がよいという程度の軽い考えでいいと思います。

<朝のあいさつ>

 多くの学校では、朝は進んであいさつすることをマナーとして望んでいます。

 小学校では、生活目標を月毎に決めていることが多いのですが、あいさつに関しては、各学期に1回は出てくるほど多い目標になっています。

 「進んであいさつしましょう」というような目標が、生活指導の目標になるのは、できていない子どもが多いからです。

 人と会った時にあいさつをするかどうかは、家庭での習慣も大きいと思います。

 日本人は、外で誰かに会った時に、知り合いでない限り、あいさつをしないことが一般的です。

 日本では、自分の住む高層住宅のエレベーターなどで、誰かと一緒になった時でも、知り合いでない限り、あいさつする人はあまりいないと思います。

 アメリカでは、エレベーターなどに乗った時に、誰かと乗り合わせたら、必ずあいさつをするそうです。それは“ Hello  ”だったり“ Good morning !”だったり、もっと簡単に“Hi ”だったりするみたいですが、絶対にあいさつをすることが一般的です。知り合いでなくてもあいさつをします。

 これは、アメリカでのマナーですので、日本ではしなくてもいいのでしょうが、あいさつはできるようになる方がいいかもしれません。

<会釈>

 学校の廊下などで誰かに会った時には、どうしたらいいのでしょうか

 一般的には、無視して通り過ぎることが多いように思います。しかし、黙って通り過ぎるのも少し気がひけます。

 といって、いちいち全ての人に「こんにちは」と言って通りすぎるのは、おかしいような感じもします。

 そのような時には、会釈することをおすすめします

 できれば、担任している子どもにも、きちんと会釈の意味と会釈の仕方を教えるのがいいように思います。

 子どもには、きちんと相手の顔を見て、会釈できたらすばらしいし、にこっと笑うことができれば、もっとすばらしいというような話をすると、よいかもしれません。

 教員をしている頃に、学校の廊下などで出会うと、必ずきちんと会釈することをきちんと実践している先生がいました。

 大きな声であいさつすることが苦手な子どもでも、会釈は、比較的簡単にできるのではないかなと思います。

<職員室へ入る時>

 子どもが職員室に入る時に、どうすればいいか、きちんと教えていない学校も結構あります。

 私は、多くの新しく赴任した学校の入り口に、次のような張り紙をしていました。

はいるときのきまり

あいさつ     しつれいします。

じぶんのなまえ  ○ねん○くみの○○○○です。

ようけん     ○○せんせいにようじがあってきました。

         かぎをかりにきました。

学校の入り口の掲示物

 このような張り紙がしていなかった学校での子どもの反応はだいたい同じです。

 戸惑いです。書いているので、その通りにすればいいのですが、最初にはできない子どもの方が多いです。

 最初にできるようになるのは、素直な低学年の子どもたちです。

 徐々に中学年の子どももできるようになってきます。

 案外いつまでもできないのが、1年生の頃からそのような習慣のなかった高学年の子どもです。

 ふしぎなことですが、このような職員室に入る簡単なマナーでさえきちんと教えていない学校は、案外多いものです。

 あいさつの習慣を身につけることに熱心に取り組んでいる学校でも、そのような基本的なマナーをきちんと教えている学校がありました。

 何も教えていないと、職員室にいる先生の許可もないまま、勝手にさっさと職員室に入ってきます。

 子どもが知らないからといって大騒ぎするようなことではありません。些細なことです。

 しかし、個人的には、このような些細なマナーでもきちんと教えたいなと思います。

 あなたの勤務する学校では、子どもはどのように職員室に入ってきていますか?

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名前の呼び方 学校のマナー③に進む内部リンク

記名 学校のマナー④に進む内部リンク

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教科書 学校のマナー⑥に進む内部リンク

紙の折り方 学校のマナー⑦に進む内部リンク

声の大きさ 学校のマナー⑧に進む内部リンク

鉛筆の持ち方 学校のマナー⑨に進む内部リンク

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