お気に入りの本をしょうかいしよう 読書のすすめ(7)

指導方法
つばさ
つばさ

気に入った本を紹介することはとてもいいことです。

 読書をすることはとても意味のあることです。

 今回は、光村図書の2年生の教科書に載っている「お気に入りの本をしょうかいしよう」という単元の学習についてです。

お気に入りの本をしょうかいしよう

🟠お気に入りの本をしょうかいしよう

 この単元は、光村図書の2年生の教科書に掲載されている単元です。

<本の紹介>

 本の紹介をするという学習は、小学校では、どの学年でも行うことです。

 仲のよい友だちや学級の友だち、教師、親や保護者、兄弟姉妹の家族などの好きな本を教えてもらうという機会をもつことは、とても意味があります。

 当たり前のことですが、子どもによって、本に対する親和性はずいぶん違います。

 いつも自分の身近なところに本を置いて、時間があれば、本を読むことに、楽しさや喜びを感じる子どももいます。

 それとは反対に、YouTubeなどの動画やテレビ、ゲームなどは進んでみたりしたりしますが、本を読むことにあまり関心のない子どももいます。

 確かに、世の中には、読書よりも楽しいことはたくさんありますので、何が何でも読書をすることが一番いいことだ、ということはないかもしれません。

 とはいえ、読書から得るものもたくさんあります。

 できれば、多くの子どもに、読書が好きになってほしいと思います。

 それに、子どもはふとしたきっかけで、本が好きになることもあります。

 できれば、子どもが本を好きになるきっかけを作ってあげたいなと思います。

<教師が自分の好きな本を紹介する>

 私は、教員の時、いろいろな方法で子どもが本を好きになるように工夫していました。

 ひとつの方法は、図書室から何冊か本を借りてきたり、自宅から学級の子どもが読めそうな本を何冊か持ってきて紹介することです。

 そして、その本を借りたいという子どもがいれば、本を貸すようにしていました。

 子どもはふしぎなもので、学級文庫にたくさん本があっても手にしない子どもがいます。

 でも、その本を教師がちょっと楽しそうに紹介するだけで、その本を読みたいと思う子どもがいます。

<はれどきどきぶた>

 矢玉四郎さんの書かれた「はれときどきぶた」(岩崎書店・1980年)という児童書があります。

はれときどきぶたが購入できるページに進む外部リンク

 小学校3年生の主人公である畠山則安さんが未来の日付で架空の出来事を書くと、実際にそのことが起こるという荒唐無稽なお話です。このお話は、続編がたくさん書かれ、アニメ映画やテレビアニメも制作されています。

 例えば、この本の表紙を示しながら、次のような話をしてみると、多くの子どもはこの本を読んでみたいと思うのではないでしょうか。

 みなさんは、テレビなどで天気予報を見ることがあると思います。ふつうは、「明日は、晴れでしょう」とか、「明日は雨です」などの予報です。

 もしも、「明日は、はれときどきぶたです」という天気予報があったら、どう思うでしょうか?

 この「はれときどきぶた」という本は、3年生の畠山さんという少年が、日記に、「あしたは「はれ、ときどきぶたがふるでしょう」と書くことから始まるお話です。

 本当にぶたはふってくるのでしょうか? どう思いますか?

 とても面白い本です。読んでみたい人いますか?

 このような話をすると、多く子どもが「借りたい」と手を挙げるのではないでしょうか?

 ただ、教師の本の紹介には、「秘訣」がひとつだけあります。それは、教員自ら本を読んでみて、面白かったと思う本を紹介することです。

 このような本の紹介を日常的にしていると、この単元の学習は、スムーズに進むと思います。

 個人的には、子どもに「お気に入りの本をしょうかい」させる前に、教員が自分の「お気に入りの本をしょうかい」して見せて、本を紹介するモデルを示すことが大切だと思います。

<本の紹介の仕方>

 私は、必ずしも学級みんなの前で本の紹介をさせる必要はないと思います。

 2人組で本の紹介をさせ合い、終われば、相手を変えてまた本の紹介をするという方法もあります。

 5、6人のグループを作り、メンバーを入れ替えて少人数で本の紹介をするという方法もあります。

 このような方法で行うと、相手を変えて何回も「本の紹介をする機会」が生まれます。

 何回か繰り返すと、だんだん本の紹介の仕方が上手になってきます。

 なお、この単元に載っている「ミリーのすてきなぼうし」という文章の教材分析を次のページに載せています。

ミリーのすてきなぼうし 教材分析051に進む内部リンク

⭐️ ⭐️

 あわせて読書に関係する文章もお読みください。

はじめて知ったことを知らせよう 読書のすすめ(8)に進む内部リンク

事実にもとづいて書かれた本を読もう 読書のすすめ(9)に進む内部リンク

作家で広げるわたしたちの読書 読書のすすめ(10)に進む内部リンク

私と本:ブックトーク 読書のすすめ(11)に進む内部リンク

子どもを本好きにさせる方法 読書のすすめ(1)に進む内部リンク

どうわの王様 読書のすすめ(2)に進む内部リンク

心の養分 読書のすすめ(3)に進む内部リンク

本は楽しむもの 読書のすすめ(4)に進む内部リンク

すてきなこと 読書のすすめ(5)に進む内部リンク

本がいざなう、もう一つの世界へ 読書のすすめ(6)に進む内部リンク

読む力を育てる① 多文種の短い文章をたくさん読むに進む内部リンク

読む力を育てる② 教科書の作品の姉妹作品を読むに進む内部リンク

読む力を育てる③ 読み聞かせに進む内部リンク

 

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